建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 施工 No.21を解説、管径75mmの排水横管は1/100以上を見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.21は、木造住宅における設備工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 管径75mmの排水横管の勾配
  2. 給湯管に用いる管種
  3. 雨水ますの泥だめの深さ
  4. 給水管の地中埋設深さ(土かぶり)
  5. コンクリート埋込み分電盤の外箱の取付け

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

排水横管は、勾配が緩すぎると汚物が流れず詰まり、急すぎると水だけ流れて固形物が残ります。適切な勾配は管径で決まり、管径75mmの排水横管は1/100以上とします(管径が太いほど勾配は緩くてよい)。

選択肢1は1/150としているので、1/100より緩く、勾配不足で誤りなんです。管径75mmの排水横管は1/100以上と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 管径75mmの排水横管の勾配は1/100以上。1/150は緩すぎで誤りです。
2 ○(正しい) 給湯管に架橋ポリエチレン管を使うのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 雨水ますの底部の泥だめの深さを150mmとするのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 給水管の地中埋設深さ(土かぶり)を400mmとするのは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) コンクリート埋込みの分電盤の外箱を型枠に取り付けるのは適切です。正しい記述です。

選択肢1の「勾配を1/150とした」という記述が誤りで、管径75mmの排水横管の勾配は1/100以上です。

選択肢1のポイント

選択肢1は、管径75mmの排水横管の勾配を「1/150」としていますが、ここが緩すぎて誤りです。管径75mmの排水横管の勾配は1/100以上が必要です。

排水横管は、勾配が緩すぎると汚物が流れず詰まり、急すぎると水だけ流れて固形物が残りますね。適切な勾配は管径が太いほど緩くてよく、目安は管径65mm以下=1/50以上、75mm・100mm=1/100以上、125mm=1/150以上、150mm以上=1/200以上です。1/150は125mm以上の管の勾配で、75mmの管には勾配不足です。

誤りの核心は、管径75mmなのに勾配を1/150(1/100より緩い)とした点です。ザックリ言えば、「管径75mmは1/100以上」ということです。管径75mmの排水横管は1/100以上と押さえましょう。

覚え方

  • 排水横管の勾配:65mm以下=1/50・75/100mm=1/100・125mm=1/150・150mm以上=1/200(太い管ほど緩くてよい)
  • 給湯管は架橋ポリエチレン管(耐熱・耐食)
  • 雨水ますの泥だめは150mm以上
  • 給水管の土かぶりは300mm以上(本問の400mmは適)
Q.

管径75mmの屋内排水横管の勾配は、どれだけ以上必要?

1/100以上です。1/150では緩すぎます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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