建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 施工 No.6を解説、土間スラブの防湿層は断熱材の下を見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.6は、木造住宅の基礎工事等に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 土間コンクリートの厚さとワイヤーメッシュ
  2. 床下防湿フィルムの重ね幅
  3. 断熱材がある土間スラブの防湿層の位置
  4. べた基礎の立上り部分の高さ
  5. アンカーボルトの埋込み位置・間隔

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

断熱材がある土間スラブでは、地盤からの湿気を防ぐ防湿層は、断熱材の下(地盤と断熱材の間)に設けます。地盤の湿気が断熱材に達する前に止めるためです。

選択肢3は防湿層を「土間スラブと断熱材の間(断熱材の上)」に設けるとしているので、位置が逆で誤りなんです。土間スラブの防湿層は断熱材の下(地盤側)と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 土間コンクリート厚120mm、中心部にφ4.0mm・150×150のワイヤーメッシュを配するのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 床下防湿で厚さ0.1mmの防湿フィルムを重ね幅150mmで敷くのは適切です。正しい記述です。
3 ×(誤り) 土間スラブの防湿層は断熱材の下(地盤側)に設けます。「土間スラブと断熱材の間」は誤りです。
4 ○(正しい) べた基礎で、地面から立上り部分の上端までの高さを450mmとするのは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) アンカーボルトを耐力壁両端の柱下部・隅角部・継手仕口付近とし、その他は間隔2.0mとするのは適切です。正しい記述です。

選択肢3の「防湿層を土間スラブと断熱材の間に設けた」という記述が誤りで、防湿層は断熱材の下(地盤側)に設けます。

選択肢3のポイント

選択肢3は、断熱材がある土間スラブの防湿層を「土間スラブと断熱材の間」に設けるとしていますが、ここが位置が逆で誤りです。防湿層は断熱材の下(地盤側)に設けます。

断熱材がある土間スラブの構成は、下から「地盤 → 防湿層 → 断熱材 → 土間スラブ(コンクリート)」となりますね。地盤からの湿気をいちばん下で止めるため、防湿層は断熱材の下(地盤と断熱材の間)に設けます。もし防湿層を断熱材の上(土間スラブと断熱材の間)に置くと、地盤の湿気が断熱材まで届いて断熱材が湿り性能が落ちます。

誤りの核心は、防湿層を断熱材の上(土間スラブと断熱材の間)に置いた点です。ザックリ言えば、「防湿層は地盤側(断熱材の下)」ということです。土間スラブの防湿層は断熱材の下(地盤側)と押さえましょう。

覚え方

  • 土間スラブの防湿層は断熱材の下(地盤側)=地盤の湿気を断熱材の手前で止める
  • 土間コンクリートは厚120mm・中心部にワイヤーメッシュ
  • 床下防湿フィルムは重ね幅150mm
  • べた基礎の立上り高さは450mm/アンカーボルトのその他部分は間隔2.0m
Q.

断熱材がある土間スラブの防湿層は、断熱材の上・下のどちらに設ける?

断熱材の下(地盤側)に設けます。地盤からの湿気を断熱材の手前で止めるためです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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