令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.6は、木造住宅の基礎工事等に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | ねこ土台の床下換気は1m当たり有効面積75cm²以上です。50cm²は不足で誤りです。 |
| 2 | ○(正しい) | アンカーボルトの埋設位置を、土台継手・仕口箇所の上木側とするのは適切です。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 布基礎の底盤を厚さ150mm、幅450mmとするのは適切です。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 布基礎の天端ならしを、遣方を基準に陸墨を出して1:3モルタルで水平に塗るのは適切です。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | 床下防湿のため、地面を盛土・突き固め後、厚さ60mmのコンクリートを打設するのは適切です。正しい記述です。 |
選択肢1の「1m当たり有効面積50cm²以上の換気孔」という記述が誤りで、ねこ土台では1m当たり75cm²以上が必要です。
選択肢1は、ねこ土台の換気孔を1m当たり有効面積「50cm²以上」としていますが、ここが不足で誤りです。ねこ土台による床下換気は1m当たり75cm²以上が必要です。
ねこ土台(基礎パッキン)は、基礎と土台の間に厚さ2cm程度のパッキンを挟んで隙間をつくり、その隙間を換気口にする方法ですね。従来の布基礎の換気口(間隔ごとの穴)と違い、建物外周の全周で連続して換気できる「全周換気」です。その有効面積として外周部の土台の全周にわたって1m当たり75cm²以上を確保します。50cm²では基準に足りません。
誤りの核心は、換気の有効面積を1m当たり50cm²(75cm²未満)とした点です。ザックリ言えば、「ねこ土台の全周換気は1mあたり75cm²以上」ということです。ねこ土台の換気は1m当たり75cm²以上と押さえましょう。
ねこ土台による床下換気の有効面積は、外周部の土台の全周にわたって1m当たり何cm²以上?
75cm²以上です。基礎と土台の隙間を使う全周換気で確保します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
ねこ土台(基礎パッキン)による床下換気では、外周部の土台の全周にわたって、1m当たり有効面積75cm²以上の換気孔を確保します。
選択肢1は50cm²以上としているので、ここが誤りなんです。ねこ土台の換気は1m当たり75cm²以上と押さえましょう。