建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 施工 No.10を解説、パイプサポートの水平つなぎ2m以内を見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.10は、型枠工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 柱・壁のせき板の取外し時期
  2. フラットデッキの養生・揚重
  3. スリーブの留付け
  4. 高さ3.5m超のパイプサポートの水平つなぎ
  5. 型枠の強度・剛性計算で考慮する荷重

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

支柱に用いるパイプサポートは、高さが3.5mを超えるとき、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けて座屈を防ぎます。

選択肢4は高さ3.6m(3.5m超)なのに水平つなぎを2.1mの位置としているので、2mを超えていて誤りなんです。3.5m超は水平つなぎを2m以内ごとと押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 普通ポルトランド、5日間平均20℃以上で柱・壁のせき板を取り外すのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) フラットデッキは変形しやすいので、養生・揚重に配慮するのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) スリーブが移動しないよう型枠に堅固に留め付けるのは適切です。正しい記述です。
4 ×(誤り) 3.5m超のパイプサポートは水平つなぎを2m以内ごとに設けます。2.1mは超過で誤りです。
5 ○(正しい) 型枠の強度・剛性計算を鉛直荷重・水平荷重・側圧について行うのは適切です。正しい記述です。

選択肢4の「水平つなぎを高さ2.1mの位置とした」という記述が誤りで、3.5mを超える支柱は2m以内ごとに設けます。

選択肢4のポイント

選択肢4は、高さ3.6mのパイプサポートの水平つなぎを「高さ2.1m」に設けるとしていますが、ここが超過で誤りです。3.5mを超える支柱は2m以内ごとに設けます。

高い支柱は細長く横に倒れる座屈が起きやすいですね。そこで支柱に用いるパイプサポートの高さが3.5mを超える場合は、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けて座屈を防ぎます。選択肢4は高さ3.6m(3.5m超)なのに水平つなぎを2.1mの位置とし、2mを超えています。

誤りの核心は、3.5m超の支柱の水平つなぎを2.1m(2m以内を超える)とした点です。ザックリ言えば、「3.5m超えたら2m以内ごと」ということです。3.5m超は水平つなぎを2m以内ごと(2方向)と押さえましょう。

覚え方

  • パイプサポートは高さ3.5m超で水平つなぎを2m以内ごとに2方向
  • 普通ポルトランド・5日間平均20℃以上なら柱・壁のせき板を取り外せる
  • フラットデッキは変形しやすく養生・揚重に配慮/スリーブは型枠に堅固に留付け
  • 型枠の強度・剛性計算は鉛直荷重・水平荷重・側圧について行う
Q.

高さ3.5mを超えるパイプサポートの水平つなぎは、何mごとに設ける?

高さ2m以内ごとに、2方向に設けます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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