建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 施工 No.9を解説、土に接する基礎のかぶり厚さ60mmを見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.9は、鉄筋工事(かぶり厚さ・あき)に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. あばら筋の加工後寸法の許容差
  2. 土に接する基礎部分の最小かぶり厚さ
  3. 鉄筋相互のあき
  4. 径の異なる鉄筋の重ね継手長さの基準
  5. 超音波探傷で不合格ロットの扱い

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

土に接する部分の鉄筋は、湿気や水で錆びやすいので、かぶり厚さを厚くとります。とくに基礎(立上り部分を除く)は最小かぶり厚さ60mm以上が必要です。

選択肢2は50mmとしているので不足で誤りなんです。土に接する基礎のかぶり厚さは60mm以上と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) あばら筋の加工後の外側寸法の許容差を±5mmとするのは適切です。正しい記述です。
2 ×(誤り) 土に接する基礎部分の最小かぶり厚さは60mm以上。50mmは不足で誤りです。
3 ○(正しい) 粗骨材最大寸法20mmで、D19主筋のあきを30mmとするのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 径が異なる鉄筋相互の重ね継手長さを、細いほうの径を基準に算出するのは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 超音波探傷で不合格ロットは残り全数を試験し不良を選別するのは適切です。正しい記述です。

選択肢2の「基礎部分の最小かぶり厚さを50mmとした」という記述が誤りで、土に接する基礎部分は60mm以上が必要です。

選択肢2のポイント

選択肢2は、土に接する基礎部分の最小かぶり厚さを「50mm」としていますが、ここが不足で誤りです。基礎部分(立上り部分を除く)は60mm以上が必要です。

かぶり厚さは鉄筋を錆びや火災から守るコンクリートの厚みですね。土に接する部分は湿気や水分が多く鉄筋が錆びやすいので、ふつうの場所より厚くとります。とくに基礎は捨てコンクリート部分を除いて60mm以上、土に接する壁・柱・床・はり・布基礎の立上り部分は40mm以上です。50mmは60mmに届きません。

誤りの核心は、基礎のかぶり厚さを50mm(60mm未満)とした点です。ザックリ言えば、「土に接する基礎は60mm、立上りや壁柱は40mm」ということです。土に接する基礎のかぶり厚さは60mm以上と押さえましょう。

覚え方

  • 土に接するかぶり厚さ:基礎は60mm以上/壁・柱・床・はり・布基礎立上りは40mm以上
  • 帯筋・あばら筋の加工後寸法の許容差は±5mm
  • 鉄筋のあきは「粗骨材最大寸法の1.25倍」「25mm」「呼び名の1.5倍」の最大以上
  • 径の異なる重ね継手は細いほうの径を基準に算出/不合格ロットは残り全数試験
Q.

土に接する基礎部分(立上りを除く)の最小かぶり厚さは?

60mm以上です。捨てコンクリート部分は含めません。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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