建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 令和7年
  5. > No.23 工法・施工機械の組合せ

令和7年度 二級建築士 施工 No.23を解説、ノンスカラップ工法は鉄骨工事を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.23は、建築工事と工法・施工機械の組合せに関する問題です。

この問題では、5つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 防水工事のトーチ工法とガスバーナー
  2. 根切り工事のかま場工法と水中ポンプ
  3. タイル工事の密着張り工法とヴィブラート
  4. 場所打ちコンクリート杭のリバース工法とトレミー管
  5. ノンスカラップ工法はどの工事の工法か

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの組合せで問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

ノンスカラップ工法は、鉄骨の梁端部でスカラップ(扇形の切欠き)を設けない溶接工法で、鉄骨工事の工法です。鉄筋工事の工法ではありません。

選択肢5は「鉄筋工事—ノンスカラップ工法—シヤーカッター」としており、工事の種類が食い違っているので誤りなんです。ノンスカラップ工法は鉄骨工事と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 防水工事のトーチ工法で、ガスバーナーを用いるのは適切な組合せです。正しい記述です。
2 ○(正しい) 根切り工事のかま場工法で、水中ポンプを用いるのは適切な組合せです。正しい記述です。
3 ○(正しい) タイル工事の密着張り工法で、ヴィブラート(振動工具)を用いるのは適切な組合せです。正しい記述です。
4 ○(正しい) 場所打ちコンクリート杭のリバース工法で、トレミー管を用いるのは適切な組合せです。正しい記述です。
5 ×(誤り) ノンスカラップ工法は鉄骨工事の溶接工法です。鉄筋工事との組合せは誤りです。

選択肢5の「鉄筋工事—ノンスカラップ工法」という組合せが誤りで、ノンスカラップ工法は鉄骨工事の工法です。

選択肢5のポイント

選択肢5は「鉄筋工事—ノンスカラップ工法—シヤーカッター」としています。工事の種類と工法が食い違っているんです。

ノンスカラップ工法は、鉄骨の梁端を柱に溶接するとき、通常設ける「スカラップ」という扇形の切欠きを設けない工法です。スカラップ部は地震時に応力が集中して割れやすいので、それをなくして靱性を高める鉄骨の溶接工法なんですね。つまり鉄骨工事のものなわけです。

シヤーカッターは鉄筋の切断機ですが、肝心の工法が鉄骨用なので、組合せとして成立しません。ザックリ言えば、「スカラップは鉄骨の梁端の話」と押さえれば見抜けます。ノンスカラップ工法は鉄骨工事の溶接工法と覚えましょう。

覚え方

  • ノンスカラップ工法=鉄骨梁端の溶接工法(鉄骨工事)。スカラップ=梁端の切欠き
  • トーチ工法=防水(改質アスファルトシートをガスバーナーで)
  • かま場工法=根切りの排水(集水ピット+水中ポンプ)
  • リバース工法=場所打ちコンクリート杭(トレミー管で打上げ)
Q.

ノンスカラップ工法は、どの工事の工法?

鉄骨工事の溶接工法です。鉄骨梁端でスカラップ(切欠き)を設けず、靱性を高めます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

▼令和7年 二級建築士 施工▼

▼入口▼

Topへ >>