建築士試験 解説ノート

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ソシオペタルとソシオフーガルの違い|人を集める配置・離す配置

ソシオペタルは人が向き合って交流しやすい配置、ソシオフーガルは視線を外して距離を置く配置です。

ソシオペタルは求心的、ソシオフーガルは遠心的、と覚えます。

試験では、この2つの定義を入れ替えた選択肢が引っかけになります。

2つはどう違うのか

同じ「人の座らせ方・向き」でも、ねらいが正反対です。交流を促すか、距離を保つかで使い分けます。

用語 配置・ねらい
ソシオペタル
(求心的)
人が向き合い、視線が交わる。交流を促す 円形・U字の座席、会議・食事の場
ソシオフーガル
(遠心的)
視線を外し、距離を置く。他人同士でいられる 背中合わせのベンチ、駅・待合室
ソシオペタル(求心的) 向き合う=交流が生まれる/円卓・談話室 ソシオフーガル(遠心的) 視線を外す=距離を保つ/背中合わせ・待合

向き合わせれば交流が生まれ、視線を外せばプライバシーが保てます。人の行動・心理に配慮した計画として、休憩スペースや待合室で使い分けます。

試験ではどう問われるか

一級建築士 計画では、人の行動・心理に配慮した計画の用語として出ます。問題文は建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

年度・No. 問われ方/引っかけ
一級 令和元年 No.1 ソシオペタルを「異なる方向に身体を向ける位置関係」とした=誤り(それはソシオフーガルの説明)
一級 令和6年 No.4 視線が合わずに座れるベンチを、ソシオフーガルな関係で利用できるよう休憩スペースに設置(正しい記述)

まちがえやすいポイント

2つの定義の入れ替えが狙われます。向き合って交流するのがソシオペタル、視線を外して距離を置くのがソシオフーガルです。

「他人同士でいられるように視線を外す」配置をソシオペタルと書いてあれば誤りです。それはソシオフーガルです。

覚え方

  • ソシオペタル=求心的(向き合う・集まる・交流)。円形やU字の座席。
  • ソシオフーガル=遠心的(視線を外す・離れる)。背中合わせのベンチ、待合室。
  • 交流させたいならペタル、距離を保ちたいならフーガル。

理解度チェック

Q.

視線を外して他人同士でいられる配置は、ソシオペタル?

違います。それはソシオフーガル(遠心的)です。ソシオペタルは向き合って交流を促す求心的な配置です。

Q.

駅や待合室で、隣と視線が合わないようにしたベンチは、どちらの考え方?

ソシオフーガルです。距離を置き、互いに干渉しないようにする遠心的な配置です。

Q.

会議や食事で向かい合って座る、交流を促す配置は?

ソシオペタル(求心的)です。視線が交わり、交流が生まれやすくなります。

まとめ

ソシオペタルは向き合わせて交流を促す求心的な配置、ソシオフーガルは視線を外して距離を置く遠心的な配置です。試験では、2つの定義の入れ替えに注意します。

出典・参考

  • 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」令和元年・令和6年ほか。各用語の定義・引っかけは問題本文に基づく。
  • ソシオペタル(求心的)/ソシオフーガル(遠心的)の意味は、複数の建築計画の解説資料で表現を照合した。
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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