建築士試験 解説ノート

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ライトシェルフとは|昼光を室奥へ導く庇

ライトシェルフとは、窓の中段に設ける庇で、上面で昼光を反射して室の奥へ導き、下部で直射日光を遮るものです。

日除けと採光を1つの庇で両立させる、昼光利用の手法です。

試験では、この仕組みと、室の奥が明るくなる(照度の均斉度が上がる)効果が問われます。

ライトシェルフの仕組み

窓の中ほどに水平の棚(庇)を設けます。この棚を境に、上と下で役割が分かれます。

上部では、棚の上面で昼光を反射させ、天井を経由して光を室の奥まで届けます。窓際だけでなく、奥まで明るくできます。

下部では、庇として直射日光を遮ります。窓際のまぶしさや夏の日射負荷を抑えられます。

結果として、窓際と奥の明るさの差が小さくなり、室内照度の均斉度が高まります。照明の節約にもつながります。

天井 屋外 室内(奥まで明るい) ライトシェルフ(庇) 反射光が天井→室奥へ 下部は直射を遮る

似た採光手法との違い

昼光を奥へ導く手法は、ライトシェルフのほかにもあります。導き方が違います。

手法 光の導き方
ライトシェルフ 窓の中段の庇の上面で反射させ、天井経由で室奥へ
光ダクト 内面を反射させる筒(ダクト)で、離れた室へ光を運ぶ

ライトシェルフは「庇の上面の反射」、光ダクトは「筒の中の反射」で光を運ぶ、と押さえます。採光・照明の手法として整理できます。

試験ではどう問われるか

一級建築士 環境・設備では、日照・日射・採光の問題で出ます。問題文は建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

年度・No. 問われ方/引っかけ
一級 令和元年 No.6 ライトシェルフ=上面で反射した昼光を室内の奥へ導き、室内照度の均斉度を高める(正しい記述)

まちがえやすいポイント

ライトシェルフは、単なる日除けではありません。上面の反射で昼光を室の奥へ導き、照度の均斉度を高めるのが役割です。

光を運ぶのは庇の上面の反射です。筒の内面で運ぶ光ダクトとは仕組みが違うので、入れ替えに注意します。

覚え方

  • ライトシェルフ=窓の中段の庇。上面で反射→天井→室奥、下部で直射を遮る。
  • 効果=室奥が明るくなり照度の均斉度が上がる+直射遮蔽で省エネ。
  • 光ダクトは「筒の中の反射」。ライトシェルフは「庇の上面の反射」。

理解度チェック

Q.

ライトシェルフは、室内照度の均斉度を高めることができる?

できます。上面で反射した昼光を室の奥へ導くため、窓際と奥の明るさの差が小さくなり、均斉度が高まります。

Q.

ライトシェルフは、窓の下に付けて直射日光を取り込むための庇?

違います。窓の中段に設け、上面で昼光を反射して室奥へ導きます。下部は直射を遮る役割です。

Q.

筒の内面で反射させて離れた室へ光を運ぶのは、ライトシェルフ?

それは光ダクトです。ライトシェルフは庇の上面で反射させて室奥へ導く手法です。

まとめ

ライトシェルフは、窓の中段の庇で昼光を室の奥へ導き、直射を遮る手法です。試験では、上面反射で室奥を明るくし、照度の均斉度を高める点に注意します。

出典・参考

  • 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」令和元年ほか。上面反射・均斉度向上の記述は問題本文に基づく。
  • ライトシェルフの仕組み(窓中段の庇・上面反射・下部の直射遮蔽)は、複数の建築技術の解説資料で表現を照合した。
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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