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平成29年度 一級建築士試験 学科III(法規)No.6は、防火・避難(各種の検証法)に関する問題です。4つの記述のうち、建築基準法上、誤っているものを選びます。
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避難安全検証法・耐火性能検証法・防火区画検証法という4つの検証法の定義が並びます。それぞれが「何を、どの火災について」確かめる方法かを区別するのが要点です。
引っかけの核心は防火区画検証法です。防火区画検証法は屋内において発生が予測される火災のみを対象にします。建築物の周囲(屋外)の火災は対象外です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが誤っている記述)
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| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 階避難安全検証法は、階からの避難が安全に行われることを検証する方法で、各居室ごとに避難開始までの時間・出口までの歩行時間・出口の通過時間等を計算します。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 全館避難安全検証法は、建築物からの避難が安全に行われることを検証する方法で、各火災室ごとに全在館者の地上避難終了までの時間・煙やガスの階段等への流入時間等を計算します。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 耐火性能検証法は、屋内の火災で主要構造部が損傷しないこと、建築物の周囲の火災で耐力壁である外壁が損傷しないこと等を確かめる方法です。正しい記述です。 |
| 4 | ×(誤り) | 防火区画検証法は屋内において発生が予測される火災のみが対象で、建築物の周囲の火災は対象外です(令108条の3)。 |
選択肢4は、防火区画検証法の対象に建築物の周囲において発生する火災を含めている点が誤りで、対象は屋内の火災に限られます。
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防火区画検証法は、防火区画に用いる防火設備が、屋内において発生が予測される火災の火熱に対し、火災の継続時間以上、加熱面以外の面に火炎を出さずに耐えることを確かめる方法です(令108条の3)。
検証の対象は「屋内」の火災に限られます。建築物の周囲(屋外)で発生する火災は対象に含まれません。
選択肢4は「屋内及び建築物の周囲において発生が予測される火災」としていて、屋外の火災まで含めている点が誤りです。周囲の火災まで確かめるのは耐火性能検証法(選択肢3)で、両者を混同させる問題です。
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防火区画検証法は、建築物の周囲で発生する火災も検証の対象にする?
×。防火区画検証法は屋内の火災のみが対象です(令108条の3)。周囲の火災まで確かめるのは耐火性能検証法です。
階避難安全検証法と全館避難安全検証法の違いは?
階避難安全検証法は階単位、全館避難安全検証法は建築物全体について、避難の安全を検証します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月