建築士試験 解説ノート

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令和元年度 一級建築士 計画 No.4を解説、オープンジョイント方式の等圧空間に関する誤りを見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.4は、特定天井・Low-E複層ガラス・連窓・カーテンウォールなど、建築物の各部(部材・納まり)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

部材ごとの目的と、納まりの数値や向きを正しく押さえられるかが問われます。

引っかけの核心はオープンジョイント方式です。水密性を保つには、等圧空間の容量を空気取入口に比べて小さくする必要があり、選択肢4は反対の説明になっています。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 特定天井の設計ルートには、仕様ルートの一つとして、天井面と周囲の壁等の間にクリアランスを設けない「伱間なし天井」があります。適当な記述です。
2 ○(適当) Low-E複層ガラスは、中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティングしたもので、室内の冷暖房効率を高めます。適当な記述です。
3 ○(適当) 層間変位の大きな建築物の連窓では、ガラスがサッシ枠内で回転・移動しても力が加わらないよう、枠とガラスの間にクリアランスを設けます。適当な記述です。
4 ×(不適当) オープンジョイント方式では、等圧空間の容量を空気取入口に比べて小さくする必要があります。大きくするとした点が誤りです。

選択肢4は、等圧空間の容量を空気取入口より大きくするとした点が誤りで、雨水の浸入を防ぐには容量を小さくして、すばやく等圧にします。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

オープンジョイント方式は、目地を外気に開放し、内外の気圧差をできるだけ小さくして雨水の浸入を防ぐ「等圧理論」を応用した納まりです。

等圧空間をすばやく外気と同じ圧力にするには、等圧空間の容量を空気取入口に比べて小さくするのが基本です。容量が大きいと等圧になるまで時間がかかり、雨水を引き込みやすくなります。選択肢4はこの向きが逆で、誤りです。

ザックリ言えば、等圧空間は小さく、すばやく等圧にするのがオープンジョイントの要点です。

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覚え方

  • オープンジョイント=等圧理論/等圧空間の容量は空気取入口より小さく
  • 特定天井=伱間なし天井(クリアランスを設けない仕様ルート)
  • Low-E複層ガラス=中空層側に特殊金属膜/連窓=枠とガラスにクリアランス

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理解度チェック

Q.

オープンジョイント方式で水密性を保つには、等圧空間の容量を空気取入口に比べてどうする?

小さくします。すばやく等圧にして雨水の浸入を防ぎます。

Q.

Low-E複層ガラスの特殊金属膜は、どこにコーティングする?

中空層側のガラス面です。室内の冷暖房効率を高めます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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