建築士試験 解説ノート

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令和元年度 一級建築士 計画 No.6を解説、クールスポットに関する誤りを見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.6は、越屋根・コンクリート躯体の蓄熱・クールスポット・アースチューブなど、環境に配慮した建築物の計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

環境配慮の手法を、仕組みと名称で正しく結べるかが問われます。

引っかけの核心はクールスポットです。夜間に外気を取り入れて躯体を冷やす方法はナイトパージで、クールスポットは別の用語です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 越屋根は、切妻屋根等の棟の一部に設けた小屋根やその下の開口部をいい、自然換気や採光が期待できます。適当な記述です。
2 ○(適当) コンクリート躯体を蓄熱体として使うには、外断熱とすること、開口部からの日射を躯体に直接当てること、躯体を室内に露出させること等が有効です。適当な記述です。
3 ×(不適当) 夜間に外気を取り入れて躯体を冷やす方法はナイトパージ(躯体冷却)です。これをクールスポットとした点が誤りです。
4 ○(適当) アースチューブは、地中に埋設したチューブに空気を送り、夏は冷熱源・冬は温熱源として使う方式で、外気温度の年較差・日較差が大きい地域ほど熱交換効果が大きくなります。適当な記述です。

選択肢3は、夜間外気による躯体冷却をクールスポットとする点が誤りで、これはナイトパージ(夜間換気による躯体冷却)と呼ばれる手法です。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

選択肢3の「外気温度が建築物内の温度以下となる夜間に外気を導入して躯体を冷やす」方法は、ナイトパージ(夜間換気による躯体冷却)です。翌日の冷房開始時の負荷を下げる省エネ手法です。

一方、クールスポットは、樹木の木陰・水面・打ち水などによって周囲より気温が低くなる、局所的に涼しい場所を指します。ナイトパージの説明をクールスポットとした点が誤りです。

ザックリ言えば、夜間外気で躯体を冷やす=ナイトパージ/涼しい局所=クールスポットです。

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覚え方

  • ナイトパージ=夜間外気で躯体を冷やし、冷房開始時の負荷を下げる
  • クールスポット=木陰・水面・打ち水でできる局所的に涼しい場所
  • 越屋根=棟上の小屋根で換気・採光/アースチューブ=地中熱を利用

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理解度チェック

Q.

夜間に外気を取り入れて躯体を冷やし、冷房開始時の負荷を下げる手法を何という?

ナイトパージです。クールスポットは別の用語です。

Q.

アースチューブの熱交換効果が大きいのは、外気温度の較差が大きい地域・小さい地域のどちら?

較差が大きい地域です。年較差・日較差が大きいほど効果が大きくなります。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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