建築士試験 解説ノート

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令和6年度 一級建築士 計画 No.1を解説、建築士の免許権者に関する誤りを見抜くポイント

令和6年度 一級建築士試験 学科I(計画)No.1は、建築士の遵守事項・処分・免許・地球環境への取組みに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 違反建築物への関与の禁止
  2. 施工者の立場での違反と処分
  3. 建築士の免許権者
  4. 地球環境・建築憲章の5目標

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

建築士の免許を与えるのは、資格によって異なります。一級建築士は国土交通大臣の免許ですが、二級建築士と木造建築士は都道府県知事の免許です。

選択肢3は「一級建築士、二級建築士及び木造建築士は、国土交通大臣の免許を受け」としており、二級と木造まで大臣免許にしている点が誤りです。二級・木造は知事免許なので、選択肢3は不適当なんですね。品位の保持や公正・誠実な業務を求める部分は正しいので、免許権者の記述だけが引っ掛けです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 建築士は、違反建築物の建築等の法令違反行為について、指示・相談に応じる等をしてはなりません。適当な記述です。
2 ○(適当) 建築士は、施工者として建築基準関係規定に違反する工事を行った場合でも、建築士法により業務停止処分を受けることがあります。適当な記述です。
3 ×(不適当) 二級建築士・木造建築士の免許は都道府県知事です。三者とも国土交通大臣の免許とした記述は誤りで、不適当です。
4 ○(適当) 地球環境・建築憲章(2000年)は、長寿命・自然共生・省エネルギー・省資源循環・継承の5つを目標に掲げています。適当な記述です。

選択肢3の「一級建築士、二級建築士及び木造建築士は、国土交通大臣の免許を受け」という記述が誤りで、二級建築士・木造建築士の免許は都道府県知事が与えます。

選択肢3のポイント

選択肢3は、建築士の免許に関する記述です。建築士には一級・二級・木造の3種類があり、一級建築士の免許は国土交通大臣が与えますが、二級建築士と木造建築士の免許は都道府県知事が与えます。

選択肢3は3資格すべてを「国土交通大臣の免許」としており、二級・木造の免許権者が事実と異なる点が誤りです。品位を保持し公正・誠実に業務を行う、という部分の記述は正しい内容なので、免許権者だけが引っ掛けなんですね。

ザックリ言えば、一級=国土交通大臣/二級・木造=都道府県知事ということです。免許権者をまとめて大臣にしている記述が出たら、二級・木造に注意しましょう。

覚え方

  • 建築士の免許=一級は国土交通大臣/二級・木造は都道府県知事
  • 違反建築物への指示・相談は禁止/施工者の立場でも建築士法の処分対象
  • 地球環境・建築憲章=長寿命・自然共生・省エネ・省資源循環・継承の5項目
Q.

二級建築士・木造建築士の免許は、誰が与える?

都道府県知事です。国土交通大臣の免許を受けるのは一級建築士だけで、二級・木造は知事免許になります。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科の試験 学科I(計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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