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令和6年度 一級建築士 施工 No.13を解説、溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径は標準より2mm大きい

令和6年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.13は、鉄骨工事(溶融亜鉛めっき高力ボルト接合)に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 一次締めトルクの径ごとの値
  2. 本締め後のナット回転量不足時の追締め
  3. りん酸塩処理とすべり係数
  4. 溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

溶融亜鉛めっき高力ボルトはめっきの厚みがある分、ナットが回りにくくなります。このためボルト孔を通常の高力ボルト(F10T等)の最大孔径より2.0mm大きくします。1.0mmでは不足です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 一次締めトルクはM16で約100N・m、M20とM22で約150N・mが基準。
2 ○(正しい) 本締め後にナット回転量が不足しているものは所定の回転量まで追締めする。
3 ○(正しい) りん酸塩処理によりすべり係数0.40以上を確保する。
4 ×(誤り) 孔径は通常の高力ボルトの最大孔径より1.0mmではなく2.0mm大きくする。

選択肢4の「1.0mm」という記述が誤りで、正しくは2.0mm大きくします。

溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径はなぜ大きくするのか

選択肢4は、溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径に関する記述です。溶融亜鉛めっきはボルト表面にめっき層が形成され、その厚み分だけボルト径が大きくなるんですね。

このためめっきボルトは通常より大きな孔が必要で、JASS 6では孔径を一般の高力ボルトの最大孔径より2.0mm大きくすると規定されています。1.0mmでは不足です。

選択肢4は孔径を「1.0mm大きくする」としていますが、正しくは2.0mmで誤りです。ザックリ言えば、溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径=通常の最大孔径より2.0mm大きくということです。

覚え方

  • 溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径=通常の最大孔径より2.0mm大きく(1.0mmは不足)
  • 一次締めトルク=M16で約100N・m/M20・M22で約150N・m
  • 本締め後にナット回転量が不足=所定回転量まで追締め
  • りん酸塩処理=すべり係数0.40以上を確保

一問一答

Q.

溶融亜鉛めっき高力ボルトの孔径は通常の高力ボルトより何mm大きくするか?

2.0mm大きくします。めっき層の厚みを考慮するためです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)正答肢」
  • JASS 6(鉄骨工事)溶融亜鉛めっき高力ボルト接合の規定
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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