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令和6年度 一級建築士 施工 No.19を解説、軽量鉄骨天井下地のクリップの爪は交互に取り付ける

令和6年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.19は、金属工事(軽量鉄骨下地)に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. スタッド天端と上部ランナーの隙間
  2. 縦枠補強材の取付け仕様
  3. 野縁・野縁受けの屋内外の形状区分
  4. 軽量鉄骨天井下地クリップの爪の向き

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

公共建築工事標準仕様書では、クリップは野縁端部方向が交互になるよう取り付けると規定されています。向きをそろえると一方向に力が偏り野縁のひずみ(ソリ)の原因となります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 〇(正しい) スタッド天端と上部ランナー上端の隙間は10mm以下とする。
2 〇(正しい) 4.5m縦枠補強材には65形スタッドを2本抱き合わせ、上下端部及び間隔600mmに溶接する。
3 〇(正しい) 屋内は19形、屋外は25形を使用する。
4 ×(誤り) クリップの爪は向きをそろえるのではなく、交互(千鳥)に取り付ける。

選択肢4の「爪の向きをそろえる」という記述が誤りで、正しくは交互(千鳥)に取り付ける必要があります。

クリップの爪はなぜ交互にするのか

選択肢4は、軽量鉄骨天井下地のクリップの爪の向きに関する記述です。クリップは野縁受けに野縁を留めるための金具で、爪で野縁を押さえる構造なんですね。

爪の向きをすべて同じにすると、野縁全体に同じ方向の力がかかり続け、野縁が一方向にそりやすくなります。交互(千鳥)に取り付けることでこの力が相殺され、ひずみを防げるわけです。

選択肢4は爪の向きを「そろえる」としていますが、正しくは交互で誤りです。ザックリ言えば、天井下地クリップの爪は交互(千鳥)に取り付ける(向きをそろえると野縁がそる)ということです。

覚え方

  • 軽量鉄骨天井下地のクリップの爪=交互(千鳥)に取付け(そろえると野縁がそる)
  • スタッド天端と上部ランナーの隙間=10mm以下(スラブたわみの逃げ)
  • 4.5m縦枠補強材=65形スタッド2本抱き合わせ・端部と間隔600mmで溶接
  • 野縁=屋内19形・屋外25

一問一答

Q.

軽量鉄骨天井下地でクリップを取り付ける際、爪の向きはどうするか?

交互(千鳥)にする。向きをそろえると野縁のひずみ原因になります。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)正答肢」
  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)金属工事
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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