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令和6年度 一級建築士 施工 No.20を解説、呼び径75の排水横走り管の最小勾配は1/100

令和6年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.20は、設備工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. コンクリート埋込みボックスの取付け手順
  2. 差動式スポット型感知器の離隔距離
  3. 雑用水管と上水道管の誤接続防止試験
  4. 呼び径75の排水横走り管の最小勾配

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

屋内排水横走り管の最小勾配は管径で決まり、呼び径65以下が1/50、呼び径75・100が1/100、呼び径125が1/150、呼び径150以上が1/200です。呼び径75で1/150は1/100より分母が大きく勾配が緩い(傾きが小さい)ため基準未満です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 〇(正しい) コンクリート埋込みのボックス・分電盤外箱は型枠に堅固に取り付けてからコンクリートを打設する。
2 〇(正しい) 差動式スポット型感知器は換気口等の空気吹出し口から1.5m以上離れた位置に設置する。
3 〇(正しい) 雑用水管と上水道管の誤接続防止のため着色通水試験を実施する。
4 ×(誤り) 呼び径75の排水横走り管の最小勾配は1/150ではなく1/100以上が必要。

選択肢4の「1/150」という記述が誤りで、正しくは1/100以上が必要です。

排水管の勾配はなぜ1/100以上が必要なのか

選択肢4は、呼び径75の排水横走り管の最小勾配に関する記述です。排水横走り管は自然流下で汚物・雑排水を流す配管なんですね。

勾配が緩いと流速が低下し、固形物が堆積して詰まりの原因になります。公共建築工事標準仕様書では呼び径75以上の最小勾配を1/100と定めています。分数の勾配は「分母が大きいほど緩い」ので、1/150は1/100より緩い勾配です。

選択肢4は勾配を「1/150」としていますが、1/100より緩く基準未満で誤りです。ザックリ言えば、呼び径75の排水横走り管の最小勾配は1/100(1/150は緩すぎ)ということです。

覚え方

  • 呼び径75の排水横走り管の最小勾配=1/100(分母が大きいほど緩い・1/150は不可)
  • コンクリート埋込みボックス=型枠に堅固に取付けてから打設
  • 差動式スポット型感知器=空気吹出し口から1.5m以上離す
  • 雑用水管と上水道管の誤接続防止=着色通水試験

一問一答

Q.

屋内横走り排水管(呼び径75)の最小勾配は?

1/100以上。1/150では勾配が緩すぎて基準を満たしません。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)正答肢」
  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)排水管の勾配規定
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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