建築士試験 解説ノート

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令和元年度 一級建築士 設備 No.20を解説、環境・設備に関する誤りを見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.20は、微気候・バスタブ曲線・代替フロン(HFC)・CRE戦略など、建築物の環境・設備に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

用語の定義を、別の似た用語と取り違えずに言えるかが問われます。とくに横文字の戦略名は混同しやすいところです。

引っかけの核心はCRE戦略です。CRE戦略は、企業不動産(Corporate Real Estate)を経営の視点で戦略的に活用する考え方です。選択肢4の「民間の資金・経営能力・技術力を活用して公共施設等の設計・建設・維持管理・運営を行う手法」はPFIの説明であり、用語を取り違えています。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 微気候は、地表面の近くや、室内の建築部材付近・人体の皮膚付近など、局所的な範囲の気候をいいます。適当な記述です。
2 ○(適当) バスタブ曲線は、縦軸を故障率・横軸を時間とし、設備の信頼性や保全性の概念を示すものです。適当な記述です。
3 ○(適当) 代替フロン(HFC)はオゾン破壊係数が0ですが、地球温暖化係数が高い温室効果ガスです。適当な記述です。
4 ×(不適当) CRE戦略は企業不動産の戦略的な活用を指します。民間の資金・能力で公共施設等を整備・運営するのはPFIで、用語を取り違えています。不適当です。

選択肢4は、CRE戦略を、民間資金で公共施設等を整備・運営する手法とする点が誤りで、それはPFIの説明です。CRE戦略は企業不動産を経営資源として戦略的に活用する考え方です。

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選択肢4のポイント

CRE(Corporate Real Estate)戦略は、企業が保有・利用する不動産を経営資源としてとらえ、企業価値の向上を目指して最適に活用する戦略です。遊休地の見直しや拠点の再配置など、不動産を経営の視点で管理します。

一方、選択肢4の「民間の資金・経営能力・技術力を活用して公共施設等の設計・建設・維持管理・運営を行う手法」はPFIの説明です。PFIは、官民連携(PPP)の一手法で、公共施設の整備や運営に民間のノウハウを取り入れる仕組みです。

主語は企業不動産(CRE)なのに、説明は公共施設の整備手法(PFI)になっています。別々の用語を入れ替えた取り違えで、誤りです。

ザックリ言えば、CRE戦略=企業不動産の活用、民間資金で公共施設はPFIということです。横文字の戦略名は、定義と取り違えて出題されます。

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覚え方

  • CRE戦略=企業不動産の戦略的活用(民間資金で公共施設はPFI、混同しない)
  • 代替フロン(HFC)=オゾン破壊係数は0でも、地球温暖化係数は高い
  • バスタブ曲線=縦軸が故障率・横軸が時間(信頼性・保全性の概念)
  • 微気候=地表面の近くや人体近傍など、局所的な範囲の気候

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理解度チェック

Q.

CRE戦略とは、どのような考え方?

企業不動産(Corporate Real Estate)を経営資源としてとらえ、企業価値の向上を目指して戦略的に活用する考え方です。民間資金で公共施設等を整備・運営するのはPFIで別物です。

Q.

代替フロン(HFC)のオゾン破壊係数と地球温暖化係数は?

オゾン破壊係数は0ですが、地球温暖化係数は高い温室効果ガスです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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