建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 法規 No.7を解説、木造以外は階数2以上で構造計算を見抜くポイント

令和5年度 二級建築士 学科II(建築法規)No.7は、構造計算によって安全性を確かめる必要がある建築物に関する問題です。

この問題では、5つの建築物のうち、構造計算が必要なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 木造平家建て・延べ500㎡(木造の規模要件)
  2. 木造2階建て・延べ300㎡・高さ8m
  3. RC造平家建て・延べ200㎡
  4. 補強コンクリートブロック造平家建て・延べ150㎡
  5. 鉄骨造2階建て・延べ80㎡(木造以外で階数2以上)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが構造計算の必要な建築物)

構造計算が必要な規模は、木造とそれ以外で分かれます。木造以外(鉄骨造・RC造・補強CB造など)は、階数2以上、又は延べ面積200㎡超のものが構造計算の対象です。

選択肢5の鉄骨造2階建ては、延べ面積80㎡と小さくても「木造以外で階数2以上」に当たるので、構造計算が必要なんです。木造以外は階数2以上で構造計算と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 構造計算 解説
1 不要 木造平家・延べ500㎡。木造は500㎡超で必要ですが、500㎡ちょうどは超えないので不要です。
2 不要 木造2階建て・延べ300㎡・高さ8m。階数3未満、500㎡以下で必要要件に当たらず不要です。
3 不要 RC造平家・延べ200㎡。階数1、200㎡ちょうどで200㎡超に当たらず不要です。
4 不要 補強CB造平家・延べ150㎡。木造以外でも階数1・200㎡以下なので不要です。
5 必要 鉄骨造2階建て。木造以外で階数2以上のため、面積が小さくても構造計算が必要です。

選択肢5の鉄骨造2階建ては、木造以外で階数2以上にあたり、構造計算によって安全性を確かめる必要があります。

選択肢5のポイント

引っかけの核心は、構造計算が必要になる規模の基準です。木造とそれ以外で、対象となる規模が違うんです。

木造は、階数3以上 or 延べ500㎡超 or 高さ13m超 or 軒高9m超が対象。一方、木造以外(鉄骨造・RC造・補強CB造など)は、階数2以上 or 延べ200㎡超が対象です。木造以外のほうが小さい規模から構造計算が必要になるわけですね。

選択肢5は鉄骨造の2階建て。延べ80㎡と小さくても「木造以外で階数2以上」に当たるので構造計算が必要です。ザックリ言えば、木造は3階・500㎡超、木造以外は2階・200㎡超で構造計算が必要ということです。なお選択肢1・3は500㎡・200㎡が「ちょうど」で超えないのもひっかけです。

覚え方

  • 構造計算=木造は3階 or 延べ500㎡超、木造以外は2階 or 延べ200㎡超
  • 木造以外(鉄骨・RC・補強CB)は2階建てになったら面積に関係なく構造計算
  • 「ちょうど500㎡200㎡」は"超える"に当たらず不要(境界の引っかけ)
Q.

鉄骨造2階建て・延べ80㎡の建築物に、構造計算は必要?

必要です。木造以外で階数2以上にあたるためです(面積は問いません)。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科II(建築法規)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「法規」を過去問から整理しています。運営者情報

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