令和5年度 二級建築士 学科II(建築法規)No.16は、容積率の算定の基礎となる延べ面積に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、正しいものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 住宅の地階の不算入限度は、住宅部分の床面積合計の1/3です。1/2は誤りです。 |
| 2 | ×(誤り) | 不算入なのはエレベーターの昇降路で、エスカレーターは算入します。誤りです。 |
| 3 | ×(誤り) | 自家発電設備の不算入限度は1/100です。1/50は誤りです。 |
| 4 | ×(誤り) | 宅配ボックスの不算入限度は1/100です。1/50は誤りです。 |
| 5 | ○(正しい) | 備蓄倉庫の不算入限度は各階床面積合計の1/50です。正しい記述です。 |
選択肢5のとおり、備蓄倉庫の床面積は各階の床面積の合計の1/50を限度として、容積率の延べ面積に算入しません。
正答の核心は、延べ面積に算入しない部分とその限度(分母の数字)を正しく覚えているかです。容積率を圧迫しないよう、防災・設備関係の部分は一定限度まで延べ面積から除けるんです。
限度には「1/50」と「1/100」のグループがあります。備蓄倉庫は1/50、自家発電設備・宅配ボックスは1/100です。数字を入れ替える引っかけが多いので丁寧に覚えましょう。
選択肢5は備蓄倉庫を1/50と正しく述べています。一方、選択肢3・4は自家発電設備・宅配ボックスを「1/50」としていますが、これらは1/100が正しいので誤りなわけです。ザックリ言えば、備蓄倉庫=1/50、自家発電・宅配ボックス=1/100ということです。
防災用の備蓄倉庫は、各階床面積合計のどれだけを限度に延べ面積に算入しない?
1/50です。自家発電設備や宅配ボックスは1/100なので混同に注意です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の法令に基づく)
正解:選択肢5(これが正しい記述)
防災のための備蓄倉庫は、容積率を圧迫せずに整備できるよう、床面積を延べ面積から一定限度まで除けます。その限度は、各階の床面積の合計の1/50です。
選択肢5はこの「1/50」を正しく述べているので、正しい記述です。備蓄倉庫は各階床面積合計の1/50を限度に不算入と押さえましょう。1/50なのか1/100なのか、分母の数字を取り違える引っかけが多いんです。