令和4年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.2は、歴史的な建築物とその建築様式の組合せに関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | アルハンブラ宮殿(スペイン)はイスラム建築。適当です。 |
| 2 | ○(適当) | シュパイヤー大聖堂(ドイツ)はロマネスク建築。適当です。 |
| 3 | ○(適当) | サン・マルコ大聖堂(イタリア)はビザンティン建築。適当です。 |
| 4 | ×(不適当) | パリのオペラ座はネオ・バロック様式。「ルネサンス建築」とする組合せが誤り。 |
| 5 | ○(適当) | シャルトル大聖堂(フランス)はゴシック建築。適当です。 |
選択肢4は、パリのオペラ座を「ルネサンス建築」とする点が誤りで、パリのオペラ座はネオ・バロック様式です。
選択肢4は、パリのオペラ座の建築様式についての記述です。様式名の組合せが論点です。
パリのオペラ座(ガルニエ宮)は、19世紀後半にシャルル・ガルニエの設計で建てられた劇場です。正面の彫刻群、大階段、金や鏡で飾られた豪華な内部などが特徴で、バロックの劇的で華やかな表現を復活させたネオ・バロック様式の代表作とされます。
一方、ルネサンス建築は、15〜16世紀のイタリアを中心に、古代ギリシア・ローマの均整やシンメトリー、円柱やドームを重んじた様式で、フィレンツェ大聖堂のドームなどが代表例です。時代も表現も異なるので、パリのオペラ座をルネサンス建築とした選択肢4は誤りになります。
ザックリ言えば、パリのオペラ座=19世紀のネオ・バロック様式ということです。建築物と様式の組合せは、年代と特徴をセットで確かめましょう。
パリのオペラ座はルネサンス建築?
違います。パリのオペラ座(ガルニエ宮)は、華やかな装飾をもつネオ・バロック様式の建築物です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
パリのオペラ座(ガルニエ宮)は、シャルル・ガルニエの設計で、豪華な装飾をもつネオ・バロック様式の建築物です。選択肢4は「ルネサンス建築」としているので誤りなんですね。
アルハンブラ宮殿・シュパイヤー大聖堂・サン・マルコ大聖堂・シャルトル大聖堂の組合せは、いずれも正しい。パリのオペラ座=ネオ・バロック様式と押さえましょう。