建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 計画 No.11を解説、寝室の気積は1人10立方メートル以上を見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.11は、住宅の計画に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ダイニングの広さ(内法面積)
  2. 寝室の気積(1人当たり)
  3. 高齢者居室の作業領域の照度
  4. 階段の足元灯の高さ
  5. バルコニーの腰壁と手摺の高さ

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

気積とは、部屋の容積(床面積×天井高さ)を、その室を使う人数で割った1人当たりの空間量です。寝ている間も新鮮な空気を保つため、寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上が望ましいとされています。

選択肢2は6立方メートルとしているので小さすぎて誤りなんです。寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 食器棚と6人掛け食卓のあるダイニングを内法13㎡とするのは妥当です。正しい記述です。
2 ×(誤り) 寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上。6立方メートルは小さすぎで誤りです。
3 ○(正しい) 高齢者居室の作業領域の照度をJIS基準の2倍程度とするのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 階段の足元灯を1段目踏面から上方300mmに設けるのは妥当です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 腰壁500mm+手摺900mm=床から1400mmで、転落防止上十分です。正しい記述です。

選択肢2の「寝室の気積を1人当たり6立方メートルとした」という記述が誤りで、寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上が望ましいです。

選択肢2のポイント

選択肢2は「寝室の気積を、1人当たり6㎥とした」としていますが、ここが誤りです。寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上が望ましく、6立方メートルは小さすぎるんです。

気積は、部屋の容積(床面積×天井高さ)を使う人数で割った1人当たりの空気の量ですね。寝室は就寝中ずっと人が呼吸する部屋なので、空気がこもらないようある程度の空間量が必要です。目安として1人当たり10立方メートル程度以上で、天井高2.5mなら1人当たり床面積4㎡程度に相当します。選択肢2の6立方メートルは目安の半分強しかありません。

誤りの核心は、寝室の気積を1人6立方メートルと小さくした点です。寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上と押さえましょう。

覚え方

  • 寝室の気積は1人当たり10立方メートル程度以上(就寝中の空気を確保)
  • 高齢者居室の作業領域の照度はJIS基準の2倍程度
  • 階段の足元灯は1段目の踏面から上方300mm程度
  • バルコニーは腰壁+手摺で床面から1,100mm以上を確保
Q.

寝室の気積は、1人当たり何立方メートル程度以上が望ましい?

10立方メートル程度以上です。就寝中の空気環境を保つためです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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