建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 計画 No.14を解説、ホームベースは動線上に設けるを見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.14は、教育施設等の計画に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 保育所の幼児用便所の位置
  2. 図書館の書架間隔(車椅子の通行)
  3. 開架閲覧室の照明(書架最下部の照度)
  4. 小学校のメディアセンターの広さ
  5. 教科教室型のホームベースの位置

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

教科教室型の中学校では、生徒は授業ごとに教科の専用教室へ移動します。そのため、生徒が荷物を置いたり休み時間を過ごしたりする生活の拠点として「ホームベース」を設けます。これは移動の合間に立ち寄る場所なので、教室移動の動線上(近く)に設けるのが基本です。

選択肢5は「動線から離して奥まった位置に」としているので誤りなんです。奥まっていると移動の合間に使いにくいですからね。ホームベースは教室移動の動線上に設けると押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 保育所で幼児用便所を保育室の近くに設けるのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 図書館の書架間隔を車椅子の通行を考慮して210cmとするのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 開架閲覧室の照明を書架の最下部まで十分な照度が得られるよう計画するのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 図書・視聴覚・コンピュータ機能を統合したメディアセンターを1クラス分の広さとするのは適切です。正しい記述です。
5 ×(誤り) ホームベースは教室移動の動線上に設けます。動線から離した奥まった位置は誤りです。

選択肢5の「教室移動の動線から離して、落ち着いた奥まった位置に設けた」という記述が誤りで、ホームベースは教室移動の動線上に設けます。

選択肢5のポイント

選択肢5は「教科教室型の中学校において、ホームベースを、教室移動の動線から離して、落ち着いた奥まった位置に設けた」としていますが、ここが誤りです。ホームベースは生徒の生活拠点で、移動の合間に使うため教室移動の動線上(近く)に設けるんです。

教科教室型では、生徒が自分の教室を持たず授業ごとに各教科の専用教室を渡り歩きますね。そこで荷物を置いたり休み時間を過ごしたりする「自分の居場所」がホームベースです。移動の合間に立ち寄る場所なので、動線上の移動しやすい場所に設けます。動線から離れた奥まった位置だと移動のたびに遠回りになり、生活の拠点として使いにくいんです。

誤りの核心は、ホームベースを動線から離して奥まった位置に設けた点です。ホームベースは教室移動の動線上に設けると押さえましょう。

覚え方

  • ホームベースは移動動線上の生活拠点(教科教室を渡り歩く合間の居場所)
  • 保育所の幼児用便所は保育室の近くに
  • 図書館の書架間隔は車椅子の通行を考慮して210cm程度
  • メディアセンターは図書・視聴覚・コンピュータ機能を統合
Q.

教科教室型中学校のホームベースは、どこに設ける?

教室移動の動線上(近く)に設けます。移動の合間に使う生活の拠点だからです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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