令和5年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.13は、事務所ビルの計画に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ペリメーターゾーンとインテリアゾーンに分けて個別制御するのは適切です。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 座ると視界を遮り立つと見通せるパーティション高さ120cmは妥当です。正しい記述です。 |
| 3 | ×(誤り) | フリーアドレスは在席率が低い場合に有効。在席率80%では席が不足し不向きで誤りです。 |
| 4 | ○(正しい) | 小型車3台並列で柱スパン9mとするのは妥当です。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | 片コアタイプでコアにも外光・外気を取り入れる計画は妥当です。正しい記述です。 |
選択肢3の「在席率が80%と想定されたのでフリーアドレス方式で計画した」という記述が誤りで、フリーアドレスは在席率が低い場合に有効です。
選択肢3は「在席率が80%と想定されたので、個人専用の座席を設けず、スペースを効率的に利用するためにフリーアドレス方式で計画した」としていますが、ここが誤りです。フリーアドレス方式は、席を空ける人が多い在席率が低い職場でこそ有効なんです。
フリーアドレスは個人の固定席をなくし、出社した人が空席を自由に使う方式ですね。人数分より少ない席数で運用できるのがメリットで、それが成り立つのは外回りや在宅などで席を空ける人が多い職場です。選択肢3は在席率80%と高いので、大半の人が同時に在席して座席が足りなくなります。
誤りの核心は、在席率80%と高いのにフリーアドレスを採用した点です。フリーアドレスは在席率が低い場合に有効と押さえましょう。
フリーアドレス方式が有効なのは、在席率が高い・低い、どちらの職場?
在席率が低い職場です。席を空ける人が多いほど、少ない席数で効率化できます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢3(これが誤っている記述)
フリーアドレス方式は、個人専用の座席を決めず、空いている席を自由に使う方式です。外回りや在宅などで席を空ける人が多い、つまり在席率が低い職場でこそ、席数を減らしてスペースを効率化できます。
選択肢3は在席率80%という高い想定でフリーアドレスを採用しています。これだと多くの人が同時に在席して座席が足りなくなるので、不向きで誤りなんです。フリーアドレスは在席率が低い場合に有効と押さえましょう。