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令和7年度 二級建築士 計画 No.14を解説、図書館の閲覧室(1席当たりの面積)を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士 学科I(建築計画)No.14は、保育所・小中学校・地域図書館の計画寸法や運営方式に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 保育所の保育室の1人当たり面積
  2. 小学校の特別教室型の運営方式
  3. 中学校図書室の開架式
  4. 地域図書館のレファレンスデスクの配置
  5. 図書館の閲覧室の1席当たり面積

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

図書館の閲覧室は、椅子・机と通行スペースが必要で、1席当たりおおむね1.6〜3㎡を見込みます。40席なら少なくとも64㎡程度が必要です。

選択肢5の50㎡は、1席当たりわずか1.25㎡で狭すぎます。実用的な閲覧室として成立しないため、これが誤りなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 保育所で、4歳児の定員20人の保育室を45㎡(1人約2.25㎡)とするのは、必要な広さを満たし妥当です。適当な記述です。
2 ○(適当) 小学校高学年で、普通教科はクラスルーム、実験・実習は特別教室で行う特別教室型は一般的な運営方式です。適当な記述です。
3 ○(適当) 中学校の図書室で、利用者が自由に本を手に取れる開架式とするのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) 地域図書館で、調べ物を支援するレファレンスデスクを開架書架の近くに設けるのは利用しやすく妥当です。適当な記述です。
5 ×(不適当) 40席の閲覧室に50㎡は狭すぎ。1席当たり1.6〜3㎡が目安で、40席なら64㎡以上が必要です。

選択肢5は、書架を設置しない40席の閲覧室の床面積を50㎡とした点が不適当で、1席当たり1.6〜3㎡が目安です。

選択肢5のポイント

引っかけの核心は、施設の各室で「1人(1席)当たりに必要な面積」の感覚を持っているかです。席数×1席当たり面積で、必要な広さを見積もれるかが問われます。

図書館の閲覧室は、机・椅子に加えて、座る・立つ・通る動作の余裕が必要で、1席当たりおおむね1.6〜3㎡を見込みます。40席なら64〜120㎡程度。50㎡(1席1.25㎡)はこの下限を下回り、狭すぎます。

ザックリ言えば、閲覧席は1席あたり最低でも1.6㎡(40席なら64㎡以上)ということです。室ごとの1人当たり面積を覚えておくと判断できます。

覚え方

  • 図書館の閲覧室は1席1.6〜3㎡(40席なら64㎡以上)
  • 室の広さは「席数×1人当たり面積」で見積もる
  • 保育室は1人約2㎡前後(2歳以上児1.98㎡以上)
  • 特別教室型=普通教科はクラスルーム・実験実習は特別教室/開架式=自由に手に取れる
Q.

書架のない40席の図書館閲覧室に、床面積50㎡は十分?

不十分です。閲覧室は1席当たり1.6〜3㎡が目安で、40席なら64㎡以上が必要です。50㎡(1席1.25㎡)は狭すぎます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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