建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 計画 No.24を解説、自動火災報知設備と非常警報設備の違いを見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.24は、防災・消防設備に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 避雷設備の受雷部の設計手法
  2. 避難口誘導灯のA級・B級・C級
  3. 非常用照明(LED・床面照度)
  4. 非常警報設備の起動方法
  5. 粉末消火設備と液体燃料火災

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

非常警報設備(非常ベル・自動式サイレン・放送設備)は、火災を見つけた人が押しボタンを押して、建物内に知らせる設備です。つまり人が手動で起動します。

選択肢4の「火災等の感知と報知を自動的に行う」というのは、感知器が火災を自動で感知して知らせる自動火災報知設備の説明なんです。だから非常警報設備の説明としては誤りなんです。自動で感知・報知するのは自動火災報知設備と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 避雷設備の受雷部の設計に保護角法・回転球体法・メッシュ法があるのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 避難口誘導灯にA級・B級・C級の3区分があるのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 非常用照明にLEDを用いる場合、床面水平面照度2lx以上を確保するのは適切です。正しい記述です。
4 ×(誤り) 火災を自動感知・報知するのは自動火災報知設備です。非常警報設備とするのは誤りです。
5 ○(正しい) 粉末消火設備が液体燃料の火災に有効なのは適切です。正しい記述です。

選択肢4の「非常警報設備は、火災等の感知と報知を自動的に行う設備」という記述が誤りで、自動で感知・報知するのは自動火災報知設備です。

選択肢4のポイント

選択肢4は「非常警報設備は、火災等の感知と音響装置による報知とを自動的に行う設備である」としていますが、ここが誤りです。火災を自動で感知し報知するのは自動火災報知設備で、非常警報設備は人が手動で起動するんです。

非常警報設備(非常ベル・自動式サイレン・放送設備)は、火災を見つけた人が押しボタンを押してベルやサイレン・放送で建物内に知らせる設備ですね。あくまで人が手動で操作します。一方、自動火災報知設備は煙感知器や熱感知器が火災を自動で感知し、自動的に報知する設備。選択肢4の「感知と報知を自動的に行う」という説明はこちらのものなんです。

誤りの核心は、非常警報設備の説明に自動火災報知設備の内容を当てた点です。自動で感知・報知するのは自動火災報知設備、非常警報設備は手動と押さえましょう。

覚え方

  • 非常警報設備=人が手動で鳴らす、自動火災報知設備=感知器が自動で感知・報知
  • 避雷設備の受雷部設計は保護角法・回転球体法・メッシュ法
  • 非常用照明(LED)は床面の水平面照度2lx以上
  • 粉末消火設備は液体燃料(油)の火災に有効
Q.

火災を自動で感知して報知するのは、非常警報設備・自動火災報知設備のどちら?

自動火災報知設備です。非常警報設備は人が手動で起動します。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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