建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 計画 No.3を解説、演色評価数は大きいほど自然光に近いを見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.3は、建築環境工学に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 演色評価数と自然光の見え方
  2. 熱放射(真空中での熱移動)
  3. 照度の均斉度
  4. 昼光率の定義
  5. 音の聴感上の三要素

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

演色評価数は、光源が物の色をどれだけ自然に見せるかを表す指標です。基準(自然光)を100として、これに近いほど自然な色の見え方になります。つまり数値が大きいほど自然光に近いわけです。

選択肢1は「小さくなるほど自然光に近くなる」としているので、向きが逆で誤りなんです。演色評価数は大きいほど自然光に近いと押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 演色評価数は数値が大きいほど自然光に近くなります。「小さいほど」は誤りです。
2 ○(正しい) 熱放射による熱移動は真空中でも生じます。正しい記述です。
3 ○(正しい) 照度の均斉度は1に近いほど照度分布が均一です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 昼光率は全天空照度に対する室内のある点の昼光照度の比率です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 音の聴感上の三要素は、大きさ・高さ・音色です。正しい記述です。

選択肢1の「数値が小さくなるほど自然光に近くなる」という記述が誤りで、演色評価数は大きいほど自然光に近くなります。

選択肢1のポイント

選択肢1は「演色評価数は、その数値が小さくなるほど、色の見え方に関する光源の特性が自然光に近くなる」としていますが、ここが誤りです。演色評価数は、基準光(自然光)を100として数値が大きいほど自然光に近い見え方になるんです。

演色性とは、照明の下で物の色がどれだけ自然に見えるかという性質ですね。その良し悪しを数値にしたのが演色評価数で、基準光と同じように見えるときが100。だから100に近い、つまり数値が大きいほど自然な色の見え方になります。Ra(平均演色評価数)が高い照明ほど色がきれいに見えるわけです。

誤りの核心は、数値が小さいほど自然光に近いとした点で、向きが逆です。演色評価数は100が満点、大きいほど自然と押さえましょう。

覚え方

  • 演色評価数は基準光=100、数値が大きいほど自然光に近い
  • 熱放射は媒体不要で真空中でも生じる
  • 照度の均斉度は1に近いほど照度分布が均一
  • 音の聴感上の三要素は大きさ・高さ・音色
Q.

演色評価数は、大きいほど・小さいほど、どちらが自然光に近い?

数値が大きいほど自然光に近くなります(基準光=100)。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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