令和6年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.5は、材料・物質の熱伝導率の大小関係に関する問題です。
この問題では、5つの選択肢のうち、最も適当なもの(正しい大小の並び)を選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの物質を熱伝導率の大小で並べる論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | ア>エ… の並びは、アルミニウムよりコンクリートを上にしており誤りです。 |
| 2 | ×(誤り) | ウ>イ… の並びは、グラスウールを最上位にしており誤りです。 |
| 3 | ×(誤り) | エ>ア>イ>オ… の並びは、せっこうボードを水より上にしており誤りです。 |
| 4 | ○(正しい) | エ(アルミ)>ア(コンクリート)>オ(水)>イ(せっこうボード)>ウ(グラスウール)が正しい大小関係です。 |
| 5 | ×(誤り) | エ>イ>ア… の並びは、せっこうボードをコンクリートより上にしており誤りです。 |
熱伝導率の大小はアルミ>コンクリート>水>せっこうボード>グラスウールなので、選択肢4が正解です。
この問題のポイントは、材料を「金属・無機質・水・断熱材」のグループに分けて、熱伝導率のおおよその大小を覚えているかです。熱伝導率は熱の伝わりやすさを表す値で、材料によって桁が大きく違うんですね。
いちばん大きいのが金属で、アルミニウムは約200と桁外れに大きいです。次が普通コンクリートで約1.4、水は約0.6で意外と小さめ、さらに小さいのがせっこうボード(約0.22)、いちばん小さいのが空気をたくさん含むグラスウール(約0.04)などの断熱材です。よってアルミ>コンクリート>水>せっこうボード>グラスウール=エ>ア>オ>イ>ウとなり、選択肢4が正解です。
「金属はすぐ熱くなる(伝わりやすい)、断熱材はなかなか熱が伝わらない」と日常の感覚で押さえると両端は迷いません。水とせっこうボード・コンクリートの順を取り違える引っかけが定番なので、ここを意識しておきましょう。
アルミニウム・普通コンクリート・水・せっこうボード・グラスウールを、熱伝導率の大きい順に並べると?
アルミニウム>普通コンクリート>水>せっこうボード>グラスウールです。金属がもっとも大きく、断熱材がもっとも小さくなります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(熱伝導率は代表的な概算値。温度20℃想定)
正解:選択肢4(これが正しい大小の並び)
各材料の熱伝導率(W/(m・K))は、おおよそ アルミニウム約200、普通コンクリート約1.4、水約0.6、せっこうボード約0.22、グラスウール約0.04 です。
したがって大小はエ(アルミ)>ア(コンクリート)>オ(水)>イ(せっこうボード)>ウ(グラスウール)で、選択肢4が正解なんです。金属>コンクリート>水>ボード>断熱材と押さえましょう。