建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 計画 No.18を解説、ボンエルフは歩車共存を見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.18は、まちづくりに関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ボンエルフ(歩車共存の手法)
  2. 視覚障害者誘導用ブロック(線状・点状)
  3. ポケットパーク(小公園)
  4. イメージハンプ(心理的な速度抑制)
  5. シケイン(蛇行による速度抑制)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

ボンエルフは、住宅地の道路で通過交通を排除し、車道を蛇行させたりハンプを設けたりして車の速度を落とし、歩行者と自動車を同じ空間で共存(歩車共存)させる手法です。歩行者と自動車を完全に分離するのは「歩車分離」の考え方で、別物です。

選択肢1は「動線を完全に分離させる」としているので、考え方が逆で誤りなんです。ボンエルフは歩車共存(分離ではない)と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) ボンエルフは歩行者と自動車を共存させる手法です。「完全に分離させる」は誤りです。
2 ○(正しい) 視覚障害者誘導用ブロックには、移動方向を示す線状ブロックと、注意喚起の点状ブロックがあります。正しい記述です。
3 ○(正しい) ポケットパークは、休息や語らいの場、都市景観の向上を目的とした小公園です。正しい記述です。
4 ○(正しい) イメージハンプは、車道の色や材質を変えて心理的に速度抑制を促す手法です。正しい記述です。
5 ○(正しい) シケインは、車道を蛇行・屈折させて自動車の速度を低下させる手法です。正しい記述です。

選択肢1の「ボンエルフは歩行者と自動車の動線を完全に分離させる手法」という記述が誤りで、ボンエルフは歩行者と自動車を共存させる手法です。

選択肢1のポイント

選択肢1は「ボンエルフは、住宅地の道路において、通過交通を排除し、歩行者と自動車の動線を完全に分離させるための手法である」としていますが、ここが誤りです。ボンエルフは車道を蛇行させるなどして車の速度を落とし、歩行者と自動車を同じ空間で共存(歩車共存)させる手法なんです。

生活道路の安全化には大きく2つの考え方がありますね。1つは「歩車分離」で、歩道と車道を物理的に分ける方法。もう1つが「歩車共存」で、ボンエルフはこちらです。車道を蛇行させたりハンプを設けたりして、車の速度を歩く人と同じくらいまで落として共存させます。

誤りの核心は、完全に分離させる手法とした点で、これは歩車分離の説明です。ボンエルフは歩車共存(分離ではない)と押さえましょう。

覚え方

  • ボンエルフは歩車共存(車をゆっくり走らせて共存)、「完全に分離」とあれば歩車分離の説明
  • シケインは車道の蛇行・屈折による速度抑制
  • イメージハンプは段差を設けず色や材質で心理的に速度抑制
  • 誘導用ブロックは線状=移動方向、点状=注意喚起
Q.

ボンエルフは、歩行者と自動車を分離する手法?共存させる手法?

共存させる手法です。車道を蛇行させるなどして車の速度を落とし、歩行者と自動車を同じ空間で共存させます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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