建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 計画 No.22を解説、真空ガラス管型と平板型の違いを見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.22は、給湯設備の加熱装置に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 潜熱回収型ガス給湯機の熱効率
  2. 自然冷媒ヒートポンプ給湯機(CO₂冷媒)
  3. ハイブリッド給湯システム
  4. 電気温水器(瞬間式・貯湯式)
  5. 太陽熱集熱器の種類(平板型・真空ガラス管型)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

真空にしたガラス管の内部にヒートパイプを挿入して集熱する太陽熱集熱器は、真空ガラス管型です。平板型の集熱器は、箱状の集熱板に太陽光を当てて熱を集めるもので、真空ガラス管は使いません。

選択肢5は真空ガラス管型の説明を「平板型」としているので、種類が食い違って誤りなんです。真空ガラス管型=ヒートパイプ入りガラス管、平板型=平らな集熱板と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 潜熱回収型ガス給湯機は、排気ガスの排熱を給水の予熱に利用して熱効率を高めた給湯機です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 自然冷媒ヒートポンプ給湯機は、冷媒に二酸化炭素を使い大気から熱をとって貯湯します。正しい記述です。
3 ○(正しい) ハイブリッド給湯システムは、燃焼式加熱機とヒートポンプ給湯機を組み合わせた加熱システムです。正しい記述です。
4 ○(正しい) 電気温水器は、電気で加熱して給湯する装置で、瞬間式と貯湯式があります。正しい記述です。
5 ×(誤り) 真空ガラス管にヒートパイプを挿入する集熱器は真空ガラス管型です。「平板型」は誤りです。

選択肢5の「平板型=真空ガラス管にヒートパイプを挿入」という記述が誤りで、その説明は真空ガラス管型の集熱器です。

選択肢5のポイント

選択肢5は「平板型の太陽熱集熱器は、真空にしたガラス管の内部にヒートパイプを挿入して…加熱する装置である」としていますが、ここが誤りです。真空ガラス管にヒートパイプを挿入する集熱器は真空ガラス管型で、平板型ではないんです。

平板型集熱器は、黒い集熱板を箱に納めた平らなパネルで、内部を流れる水や不凍液を温めるシンプルな構造ですね。一方、真空ガラス管型は、真空にしたガラス管の中にヒートパイプを入れたもので、真空層が熱の逃げを抑えるため寒冷地や高温の集熱に向きます。

誤りの核心は、真空ガラス管型の説明を平板型とした点です。真空ガラス管+ヒートパイプ=真空ガラス管型、平らなパネル=平板型と押さえましょう。

覚え方

  • 真空ガラス管型=真空ガラス管+ヒートパイプ(熱が逃げにくく寒冷地向き)、平板型=平らな集熱板パネル
  • 潜熱回収型ガス給湯機は排気ガスの排熱を給水の予熱に利用して高効率
  • 自然冷媒ヒートポンプ給湯機は冷媒に二酸化炭素(CO₂)を使う
  • 電気温水器には瞬間式と貯湯式がある
Q.

真空にしたガラス管にヒートパイプを挿入する太陽熱集熱器は、どのタイプ?

真空ガラス管型です。平板型は平らな集熱板を用いるタイプです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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