令和6年度 二級建築士試験 学科I(建築計画)No.25は、環境・省エネルギー等に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 冷水ポンプの台数制御による変流量方式は、搬送動力を低減できます。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 機器・建材トップランナー制度の対象には、照明器具や変圧器が含まれます。正しい記述です。 |
| 3 | ×(誤り) | タスク・アンビエント照明は全般照明より消費電力・発熱が少なく、冷房負荷は小さくなります。「大きくなる」は誤りです。 |
| 4 | ○(正しい) | カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量から吸収量を差し引いて実質ゼロにすることです。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | 安定した給湯需要がある建築物にコージェネレーションを採用すると省エネ効果が期待できます。正しい記述です。 |
選択肢3の「タスク・アンビエント照明は全般照明より冷房負荷が大きくなる」という記述が誤りで、冷房負荷は小さくなります。
選択肢3は「タスク・アンビエント照明方式は、一般に、全般照明方式に比べて、室内の冷房負荷が大きくなる」としていますが、ここが誤りです。タスク・アンビエント照明方式は消費電力・発熱が少なく、室内の冷房負荷は小さくなるんです。
照明は電気を光に変えますが、その多くは熱にもなりますね。だから照明をたくさん使うと室内が暖まり、冷房の負担(冷房負荷)も増えます。タスク・アンビエント照明は作業に必要な手元(タスク)だけをしっかり照らし、周囲(アンビエント)は控えめにする方式。部屋全体を一様に明るくする全般照明より消費電力が小さく、発熱も少ないので、冷房負荷も小さくなるんです。
誤りの核心は、省エネ方式なのに冷房負荷が大きくなるとした点です。タスク・アンビエント照明は消費電力も冷房負荷も小さいと押さえましょう。
タスク・アンビエント照明方式は、全般照明方式に比べて室内の冷房負荷が大きい?小さい?
小さくなります。必要な作業面だけを照らすため消費電力・発熱が少なく、冷房負荷も減ります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識に基づく)
正解:選択肢3(これが誤っている記述)
タスク・アンビエント照明方式は、作業面(タスク)だけを手元の照明で明るくし、周囲(アンビエント)は控えめにする方式です。部屋全体を一様に明るくする全般照明に比べて消費電力が小さく、照明からの発熱も少ないため、室内の冷房負荷は小さくなります。
選択肢3は「冷房負荷が大きくなる」としているので、ここが誤りなんです。タスク・アンビエント照明は消費電力も冷房負荷も小さいと押さえましょう。