建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 計画 No.18を解説、カーテンウォール(非耐力壁)を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士 学科I(建築計画)No.18は、CLT・BIM・カーテンウォール・モデュラーコーディネーションなど、建築生産の用語に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. CLT(直交集成板)
  2. BIM(情報付き3Dモデル)
  3. カーテンウォールの役割
  4. モデュラーコーディネーション
  5. デジタルファブリケーション

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

カーテンウォールは、建物の構造体(柱・梁)に取り付ける、荷重を支持しない非耐力の外壁です。建物の重さを負担せず、自重と風圧などを構造体に伝えるだけの「幕(カーテン)」のような壁なんです。

選択肢3は「荷重を支持する壁」としており、役割が逆です。これが誤りなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) CLTは、ひき板を幅方向に並べたものを、繊維方向が直交するように積層接着した大きな面材です。適当な記述です。
2 ○(適当) BIMは、3次元形状に仕様・性能・コスト等の情報を持たせ、設計・施工・維持管理に活用する建物情報モデルです。適当な記述です。
3 ×(不適当) カーテンウォールは荷重を支持しない非耐力の外壁。「荷重を支持する壁」は逆です。
4 ○(適当) モデュラーコーディネーションは、基準寸法により建築各部の寸法を相互に関連づけて調整する手法です。適当な記述です。
5 ○(適当) デジタルファブリケーションは、デジタルデータをもとにしたものづくり技術のことです。適当な記述です。

選択肢3は、カーテンウォールを荷重を支持する壁とした点が誤りで、正しくは荷重を支持しない非耐力の外壁です。

選択肢3のポイント

引っかけの核心は、カーテンウォールが「耐力壁か、非耐力壁か」を理解しているかです。名前のとおり「幕(カーテン)」のように外周にかける壁、というイメージが手がかりになります。

カーテンウォールは、構造体(柱・梁)の外側に取り付ける軽量な外壁で、建物の鉛直荷重は負担しません。自重と、自分が受ける風圧・地震力を構造体に伝えるだけです。高層建築の外装に多く使われ、工場生産・取付けの合理化に役立ちます。選択肢3は役割が逆なわけです。

ザックリ言えば、カーテンウォールは荷重を負担しない外装の幕(非耐力壁)ということです。耐力壁と取り違えないようにしましょう。

覚え方

  • カーテンウォール=荷重を負担しない外装の幕(非耐力壁)
  • CLT=ひき板を繊維方向直交に積層した面材
  • BIM=形状+仕様・性能・コスト等の情報付き3Dモデル
  • モデュラーコーディネーション=基準寸法で各部寸法を調整/デジファブ=デジタルデータからのものづくり
Q.

カーテンウォールは、建物の荷重を支える耐力壁?

違います。荷重を支持しない非耐力の外壁です。構造体に取り付け、自重と風圧等を構造体に伝えるだけの「幕」のような壁です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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