建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 構造 No.13を解説、壁式RC造の壁梁せいは450mm以上を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.13は、壁式鉄筋コンクリート造に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 平家建ての耐力壁の厚さ
  2. 壁梁のせいの最小値
  3. 基礎梁のプレキャスト部材の一体性
  4. 基礎の根入れ深さ
  5. 耐力壁の鉄筋比

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

壁式鉄筋コンクリート造の壁梁のせいは、原則として450mm以上とします。壁梁は耐力壁どうしをつなぐ重要な部材なので、十分なせいが求められるんです。

選択肢2は「その他の壁梁を最小300mm」としているので、ここが誤りなんです。壁梁のせいは450mm以上、と押さえておきましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 平家建ての耐力壁の厚さは120mm以上で足ります。階高3mの平家で120mmは適切です。正しい記述です。
2 ×(誤り) 壁梁のせいは原則450mm以上です。「最小300mm」は小さすぎて誤りです。
3 ○(正しい) 基礎梁にプレキャスト部材を使う場合、相互を緊結し基礎梁の一体性を確保します。正しい記述です。
4 ○(正しい) 基礎の根入れ深さは、水平力の伝達も考慮し、軒高の10%程度確保します。正しい記述です。
5 ○(正しい) 構造計算で安全を確認すれば、耐力壁の縦筋・横筋の鉄筋比を0.2%とすることができます。正しい記述です。

選択肢2の「その他の壁梁のせいを最小300mm」という記述が誤りで、壁梁のせいは原則450mm以上です。

選択肢2のポイント

選択肢2は、壁梁のせいを一般部450mmとし「その他の壁梁を最小300mm」としていますが、ここが誤りです。壁式RC造の壁梁のせいは、原則として450mm以上とするんです。

壁式構造は柱がなく、地震力を耐力壁と壁梁で一体に受け止めますね。壁梁は耐力壁どうしをつなぐ要で、せいが小さいと耐力壁を連結する力が足りず、建物全体が一体に揺れを受け止められません。そのため壁梁のせいは原則450mm以上。300mmは梁として小さく、壁梁の最小値には足りないんです。

誤りの核心は、壁梁のせいを最小300mmとした点で小さすぎます。壁式RC造の壁梁せいは450mm以上と押さえましょう。

覚え方

  • 壁式RC造の壁梁せいは原則450mm以上(300mmの引っかけに注意)
  • 平家建ての耐力壁の厚さは120mm以上
  • 基礎梁のプレキャスト部材は相互を緊結し一体性を確保
  • 基礎の根入れ深さは軒高の10%程度
Q.

壁式鉄筋コンクリート造の壁梁のせいは、原則として何mm以上?

450mm以上です。壁梁は耐力壁どうしを連結する重要な部材のため、十分なせいが求められます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科III(建築構造)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「構造」を過去問から整理しています。運営者情報

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