令和4年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.1は、ネットワーク工程表に関する問題です。
この問題では、5つの用語のうち、ネットワーク工程表に最も関係のないものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの選択肢で挙げられている用語を整理したものです。
| 選択肢 | 関係 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 関係する | ノードは、作業と作業の結合点(○印)。ネットワークの用語です。 |
| 2 | 関係する | アローは、作業を表す矢線。ネットワークの用語です。 |
| 3 | 関係しない | バーチャートは作業を横棒で表す別の工程表で、ネットワーク工程表ではない。 |
| 4 | 関係する | EST(最早開始時刻)は、各作業を最も早く開始できる時刻。ネットワークの用語です。 |
| 5 | 関係する | フロート(余裕時間)は、作業の遅らせられる余裕。ネットワークの用語です。 |
選択肢3のバーチャートは、ネットワーク工程表とは別の工程表で、関係しません。
選択肢3は「バーチャート」を挙げています。これがネットワーク工程表に関係するかが論点です。
ネットワーク工程表は、作業を矢線(アロー)と結合点(ノード)でつないで、作業の順序や前後関係を表す工程表です。各作業の最早開始時刻(EST)や、遅らせられる余裕(フロート)を計算でき、クリティカルパス(最も余裕のない経路)を求められます。ノード・アロー・EST・フロートはすべてネットワークの用語です。
一方、バーチャートは、作業ごとに横棒(バー)を引いて期間を示す、見やすいけれど前後関係は分かりにくい別の工程表です。ネットワーク工程表とは仕組みが違うので、選択肢3が最も関係のないものになります。ネットワーク=ノード・アロー・EST・フロート/バーチャートは別の工程表と押さえましょう。
バーチャートはネットワーク工程表の用語?
違います。バーチャートは作業を横棒で表す別の工程表です。ネットワーク工程表の用語はノード・アロー・EST・フロートなどです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢3(これが最も関係のないもの)
ノード(結合点)、アロー(作業を表す矢線)、EST(最早開始時刻)、フロート(余裕時間)は、いずれもネットワーク工程表の用語です。
これに対してバーチャートは、作業を横棒で表す別の工程表(ガントチャート系)で、ネットワーク工程表とは別の手法です。よって選択肢3が最も関係のないものなんですね。バーチャートはネットワーク工程表ではない別の工程表と押さえましょう。