建築士試験 解説ノート

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令和4年度 二級建築士 施工 No.20を解説、建具・内装工事の不適当を見抜くポイント

令和4年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.20は、建具・ガラス・内装工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. FRP防水の上へのアルミ製建具の取付け
  2. ガラスブロックの積み方・目地幅
  3. 地下最下階のゴム床タイルの接着剤
  4. 壁紙のホルムアルデヒド放散等級
  5. 高さ2mを超える木製開き戸の丁番の枚数

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの選択肢で問われている事項を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

高さが2mを超える木製の開き戸(2.1m)には、丁番を3枚以上取り付けます。選択肢5の「2枚」では、戸の重みで上の丁番に荷重が集中したり、戸がたわんだりするので不適当なんですね。

アルミ建具の取付け、ガラスブロックの積み方、ゴム床タイルの接着剤、壁紙の等級は、いずれも適切です。高さ2m超の木製開き戸は丁番3枚以上と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) FRP防水の上にアルミ製建具を取り付け、すき間をパッキンで処理する。適切。
2 ○(正しい) ガラスブロックは平積みとし、目地幅を10mm程度とする。適切。
3 ○(正しい) 地下最下階のゴム床タイルは、耐水性のあるエポキシ樹脂系接着剤で張る。適切。
4 ○(正しい) 壁紙には、ホルムアルデヒド放散の少ないF☆☆☆☆を用いる。適切。
5 ×(誤り) 高さ2m超の木製開き戸の丁番は3枚以上。2枚は不足。

選択肢5は、高さ2.1mの木製開き戸の丁番を2枚とする点が誤りで、正しくは3枚以上です。

選択肢5のポイント

選択肢5は「高さ2.1mの木製開き戸に、丁番を2枚取り付けた」という記述です。丁番の枚数が論点です。

開き戸の丁番(ちょうばん)は、戸の重さを支えながら開閉する金物です。背の高い戸ほど重くなり、上下方向のたわみも出やすくなります。そのため、高さが2mを超える木製の開き戸には、上下2枚に加えて中ほどにもう1枚、つまり3枚以上の丁番を付けて荷重を分散させます。選択肢5の2枚では、上の丁番に負担が集中し、戸が垂れ下がったり建付けが狂ったりします。

残りの記述、FRP防水上のアルミ建具・ガラスブロックの平積み(目地10mm)・地下のゴム床タイルにエポキシ樹脂系接着剤・壁紙のF☆☆☆☆は、いずれも適切です。「背の高い戸(2m超)は丁番3枚」と数値で覚えておきましょう。高さ2mを超える木製開き戸は丁番3枚以上と押さえましょう。

覚え方

  • 木製開き戸の丁番=高さ2m以下は2枚・2m超は3枚以上
  • ガラスブロックは平積み・目地幅10mm程度
  • 地下など水がかりのゴム床タイル=エポキシ樹脂系接着剤
  • 壁紙はホルムアルデヒドの少ないF☆☆☆☆を用いる
Q.

高さ2.1mの木製開き戸の丁番は2枚でよい?

不足です。高さが2mを超える木製の開き戸には、丁番を3枚以上取り付けます。戸が重くたわみやすいので、荷重を分散させるためです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書(JASS 16 建具工事・JASS 17 ガラス工事・JASS 26 内装工事)
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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