建築士試験 解説ノート

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令和4年度 二級建築士 施工 No.24を解説、建築積算の不適当を見抜くポイント

令和4年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.24は、建築積算(仮設の区分)に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 共通仮設の意味(複数の工事種目に共通)
  2. 直接仮設の意味
  3. 専用仮設に含まれるもの(コンクリート工事の足場など)
  4. 直接仮設に含まれるもの(遣方・墨出しなど)
  5. 山留めの区分(共通仮設か直接仮設か)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの選択肢で問われている事項を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

土工事の山留めは、その工事のために直接必要な仮設なので直接仮設です。選択肢5のように、複数の工事種目に共通して使う共通仮設に含めるのは不適当なんですね。

共通仮設・直接仮設の意味、専用仮設の足場、遣方・墨出しは、いずれも適切です。山留めは直接仮設(共通仮設ではない)と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 共通仮設は、複数の工事種目に共通して用いる仮設(仮囲い・現場事務所等)。適切。
2 ○(正しい) 直接仮設は、特定の工事に直接必要な仮設。適切。
3 ○(正しい) 特定の工事専用の足場などは、専用(直接)仮設に区分する。適切。
4 ○(正しい) 遣方・墨出しは、直接仮設に含まれる。適切。
5 ×(誤り) 山留めは直接仮設。共通仮設には含まれない。

選択肢5は、山留めを共通仮設に含める点が誤りで、山留めは直接仮設に区分します。

選択肢5のポイント

選択肢5は「土工事の山留めを、共通仮設に含めた」という記述です。仮設の区分が論点です。

工事の仮設費は、大きく共通仮設直接仮設に分けられます。共通仮設は、仮囲い・現場事務所・共通の電力や用水など、いろいろな工事種目に共通して使うものです。一方、直接仮設は、その工事のために直接必要な仮設で、墨出し・遣方・躯体用の足場などが当たります。土工事の山留めは、根切り(掘削)のために直接必要な仮設なので、直接仮設です。選択肢5は、これを共通仮設に区分している点が不適当です。

残りの記述、共通仮設・直接仮設の意味・専用仮設の足場・遣方や墨出しは、いずれも適切です。「みんなで使う=共通仮設/その工事専用=直接仮設」で振り分けると分かりやすいですね。山留めは直接仮設(その工事に直接必要だから)と押さえましょう。

覚え方

  • 山留め=直接仮設(共通仮設ではない)
  • 共通仮設=複数の工事種目に共通(仮囲い・現場事務所・共通電力等)
  • 直接仮設=その工事に直接必要(墨出し・遣方・躯体足場・山留め)
  • 「みんなで使う」か「その工事専用」かで振り分ける
Q.

山留めは共通仮設に含まれる?

含まれません。山留めは、土工事のために直接必要な仮設なので直接仮設です。共通仮設は仮囲いや現場事務所など、複数の工事種目に共通して使う仮設です。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
  • 建築数量積算基準/建築工事の積算(仮設費の区分)
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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