建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 施工 No.18を解説、内壁空積工法のあきは40mmを見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.18は、タイル工事及び石工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 内壁空積工法の石材裏面と躯体のあき
  2. 外壁乾式工法の石材間の目地幅
  3. セメントモルタルタイル張りの下地の水湿し
  4. 伸縮調整目地を設ける位置
  5. 張付けモルタルの1回の練混ぜ量

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

内壁の石張りを空積工法(裏込めモルタルを充填せず、だぼや引金物で固定する工法)で行う場合、石材の裏面とコンクリート躯体面の間に、施工や調整のためのすき間(あき)が必要です。このあきは40mm程度確保します。

選択肢1は15mmとしているので、小さすぎて誤りなんです。内壁空積工法のあきは40mm程度と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 内壁空積工法の石材裏面と躯体のあきは40mm程度。15mmは小さすぎで誤りです。
2 ○(正しい) 外壁乾式工法で石材間の目地幅を10mmとするのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) セメントモルタルのタイル張りで、下地モルタルに水湿しを行うのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) ひび割れ誘発目地・打継ぎ目地・構造スリットの位置に伸縮調整目地を設けるのは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 張付けモルタルの1回の練混ぜ量を60分以内に張り終える量とするのは適切です。正しい記述です。

選択肢1の「石材の裏面と躯体面との間隔を15mmとした」という記述が誤りで、内壁空積工法のあきは40mm程度です。

選択肢1のポイント

選択肢1は、内壁空積工法で石材裏面と躯体面の間隔を「15mm」としていますが、ここが小さすぎて誤りです。空積工法では40mm程度のあきを確保します。

空積工法は、裏込めモルタルを充填せず、だぼや引金物で石材を躯体に固定する工法ですね。石材を取り付けたり位置を調整したりするには、石材の裏面と躯体面の間にある程度のすき間(あき)が必要です。あきが小さすぎると、金物の取付けや調整がしにくくなります。だから40mm程度を確保します。

誤りの核心は、あきを15mm(調整に足りない狭さ)とした点です。ザックリ言えば、「内壁空積工法のあきは40mm程度」ということです。内壁空積工法のあきは40mm程度と押さえましょう。

覚え方

  • 内壁空積工法の石材裏面と躯体のあきは40mm程度(金物の取付け・調整に余裕)
  • 外壁乾式工法の石材間の目地幅は10mm
  • セメントモルタルタイル張りは下地モルタルに水湿し
  • 伸縮調整目地はひび割れ誘発目地・打継ぎ・構造スリットの位置/張付けモルタルは60分以内に張り終える量
Q.

内壁の空積工法で、石材裏面と躯体面の間隔は何mm程度?

40mm程度です。15mmでは狭すぎます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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