建築士試験 解説ノート

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令和5年度 二級建築士 施工 No.19を解説、吹付けは1列ごと重ねるを見抜くポイント

令和5年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.19は、塗装工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 塗料の粘度調整
  2. パテかいの回数
  3. ローラーブラシ塗りの隅・ちり回りの処理
  4. エアレススプレーによる上塗り
  5. 吹付け塗りの1列ごとの重ね

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

スプレーガンで吹付け塗りをするとき、1列ずつ塗っていきますが、列と列の境目(端)は塗料が薄くなりがちです。そのため、1列ごとの吹付け幅を1/3〜1/2程度重ねて吹き付け、むらなく均一に仕上げます。

選択肢5は「重ならないように吹き付けた」としているので誤りなんです。重ねないと、列の境目に塗り残しやむらができます。吹付けは1列ごとに重ねると押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 所定の粘度が得られないとき、適切な粘度に調整して使用するのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) パテかいを一回で厚塗りせず、数回に分けて行うのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) ローラー塗りで、隅やちり回りを先行して小ばけで塗装するのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 鉄鋼面の合成樹脂調合ペイント上塗りをエアレススプレーで吹付けるのは適切です。正しい記述です。
5 ×(誤り) 吹付けは1列ごとに吹付け幅を重ねて吹き付けます。「重ならないように」は誤りです。

選択肢5の「1列ごとの吹付け幅が重ならないように吹き付けた」という記述が誤りで、吹付けは1列ごとに吹付け幅を重ねて吹き付けます。

選択肢5のポイント

選択肢5は、吹付けで「1列ごとの吹付け幅が重ならないように」としていますが、ここが誤りです。吹付けは1列ごとに吹付け幅を重ねて(1/3〜1/2程度)吹き付けます。

1列の吹付け幅は、中央が厚く端にいくほど薄くなりますね。だから列と列を重ねずに並べると、境目だけ塗料が薄くなってむら(縞模様)ができてしまいます。これを防ぐため、1列ごとに吹付け幅を1/3〜1/2程度重ねて均一な塗膜に仕上げます。

誤りの核心は、吹付け幅を重ならないように吹き付けるとした点で、境目にむらができます。ザックリ言えば、「吹付けは1列ごとに重ねる」ということです。吹付けは1列ごとに重ねる(1/3〜1/2程度)と押さえましょう。

覚え方

  • 吹付けは1列ごとに吹付け幅を1/3〜1/2程度重ねる(重ねないと境目にむら)
  • 所定の粘度が得られないときは適切な粘度に調整して使う
  • パテかいは一度に厚塗りせず数回に分けて行う
  • ローラー塗りは隅・ちり回りを先行して小ばけで塗る
Q.

スプレーガンの吹付けで、1列ごとの吹付け幅はどうする?

1列ごとに1/3〜1/2程度重ねて吹き付けます。重ねないと境目にむらができます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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