建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 施工 No.18を解説、張付けモルタルは60分以内を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.18は、左官工事・タイル工事・石工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. セメントモルタル塗りの1回の塗厚・全塗厚
  2. タイル張付けモルタルの1回の練り量(可使時間)
  3. 引張接着強度の試験体数
  4. 改良圧着張りのモルタル厚さ
  5. 外壁乾式工法の石材の厚さ

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

タイルの張付けモルタルは、練り混ぜてから時間が経つと硬化が進み、接着力が落ちます。そのため1回に練り混ぜる量は、60分以内に張り終える量とします。

選択肢2は120分以内としているので、ここが誤りなんです。張付けモルタルは60分以内に使い切ると押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) セメントモルタル塗りで、1回の塗厚を6mm、全塗厚を18mmとするのは適切です。正しい記述です。
2 ×(誤り) 張付けモルタルの1回の練り量は60分以内に張り終える量とします。120分は長すぎて誤りです。
3 ○(正しい) 引張接着強度の試験体数を、100㎡ごと及び端数につき1個以上かつ全体で3個以上とするのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 改良圧着張りで、下地側5mm・タイル側2mmの張付けモルタル厚さは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 外壁乾式工法の石工事で、特記がなければ厚さ30mmの石材を用いるのは適切です。正しい記述です。

選択肢2の「1回に練り混ぜる量を120分以内に張り終える量」という記述が誤りで、正しくは60分以内に張り終える量とします。

選択肢2のポイント

選択肢2は、タイルの張付けモルタルの1回の練り量を「120分以内」に張り終える量としていますが、ここが長すぎて誤りです。正しくは60分以内に張り終える量とします。

張付けモルタルはセメントが主成分なので、練ってから時間が経つとどんどん硬化が進みますね。硬化が進んだモルタルでタイルを張っても接着力が落ち、後でタイルが剥がれる原因になります。そこで1回に練り混ぜる量は60分以内に張り終えられる量だけにします。選択肢2の120分(2時間)ではその間に硬化が進んでしまいます。

誤りの核心は、可使時間を120分(60分超)とした点です。ザックリ言えば、「練ったら60分以内に使い切る」ということです。張付けモルタルは60分以内に使い切ると押さえましょう。

覚え方

  • タイルの張付けモルタルは練ってから60分以内に張り終える量だけ練る(硬化で接着力低下)
  • セメントモルタル塗りは1回の塗厚6mm程度・全塗厚18mm
  • 引張接着強度の試験体は100㎡ごと+端数に1個以上・全体で3個以上
  • 改良圧着張りは下地側5mm・タイル側2mm/外壁乾式工法の石材は厚さ30mm
Q.

タイルの張付けモルタルは、1回の練り量を何分以内に張り終える量とする?

60分以内です。硬化が進むと接着力が落ちるため、使い切れる量だけ練ります。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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