建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 施工 No.19を解説、合成樹脂エマルションパテは屋内専用を見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.19は、塗装工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 屋外モルタル面の素地ごしらえに用いるパテ
  2. 非水分散形塗料の下塗り材料
  3. 屋外鉄鋼面の塗装
  4. クリヤラッカーの中塗りシーラー
  5. 夏期コンクリート面塗装の乾燥期間

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

合成樹脂エマルションパテは、水性で乾きが早く扱いやすい反面、耐水性が低いパテです。雨がかかる場所では劣化してしまうため、屋内専用として使います。

選択肢1は屋外のセメントモルタル面に使うとしているので誤りなんです。合成樹脂エマルションパテは屋内専用と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 合成樹脂エマルションパテは屋内専用。屋外のモルタル面に使うのは誤りです。
2 ○(正しい) 屋内の非水分散形塗料塗りで、下塗りに上塗りと同一材料を使うのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) 屋外の鉄鋼面を合成樹脂調合ペイント塗りとするのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 屋内木部のクリヤラッカー塗りの中塗りにサンジングシーラーを使うのは適切です。正しい記述です。
5 ○(正しい) 夏期のコンクリート面塗装で、乾燥期間の目安を3週間とするのは適切です。正しい記述です。

選択肢1の「屋外のセメントモルタル面に合成樹脂エマルションパテを使用した」という記述が誤りで、これは屋内専用です。

選択肢1のポイント

選択肢1は、屋外のセメントモルタル面の素地ごしらえに合成樹脂エマルションパテを使うとしていますが、ここが誤りです。これは屋内専用で屋外には使えません。

素地ごしらえに使うパテはいくつか種類があり耐水性が違いますね。合成樹脂エマルションパテは水性で扱いやすいですが耐水性が低いのが弱点で、屋外で雨がかかるとふくれたり剥がれたりします。だから屋内専用として使い、屋外には耐水形のパテなど別のものを使います。

誤りの核心は、水に弱い屋内専用のパテを屋外のモルタル面に使った点です。ザックリ言えば、「エマルション(水性)は水に弱いから屋内だけ」ということです。合成樹脂エマルションパテは屋内専用と押さえましょう。

覚え方

  • 合成樹脂エマルションパテ=水に弱い=屋内専用(屋外には耐水形パテ)
  • 非水分散形塗料の下塗りは上塗りと同一材料でよい
  • 屋外鉄鋼面は合成樹脂調合ペイント/クリヤラッカーの中塗りはサンジングシーラー
  • 夏期のコンクリート面塗装の乾燥期間の目安は3週間
Q.

合成樹脂エマルションパテは、屋外のモルタル面に使ってよい?

使えません。耐水性が低く、屋内専用のパテです。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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