建築士試験 解説ノート

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令和6年度 二級建築士 施工 No.20を解説、せっこうボード直張りの接着材間隔を見抜くポイント

令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.20は、建具工事・ガラス工事・内装工事に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. アルミ建具のアンカーの固定
  2. 網入りガラスの防錆処理の高さ
  3. グリッパー工法のカーペットの張力
  4. 化粧合板の留付けとパテ詰め
  5. せっこうボード直張りの接着材間隔

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)

せっこうボードの直張り(GL工法)では、団子状に盛った接着材でボードを下地に固定します。ボードのふちは浮きやすいので、周辺部の接着材の間隔は150〜200mmと密にします。

選択肢5は周辺部を350mmとしているので広すぎて誤りなんです。直張り接着材の周辺部は150〜200mmと押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) アルミ建具のアンカーと埋込み溶接下地金物を溶接で固定するのは適切です。正しい記述です。
2 ○(正しい) 網入りガラスの下辺・縦小口下端から1/4の高さまで防錆処理するのは適切です。正しい記述です。
3 ○(正しい) グリッパー工法で幅300mmにつき200N程度の張力で伸張するのは適切です。正しい記述です。
4 ○(正しい) 化粧合板を接着剤併用の沈めねじ留めとし、ねじ穴を同色パテ詰めするのは適切です。正しい記述です。
5 ×(誤り) 直張り接着材の周辺部の間隔は150〜200mm。350mmは広すぎで誤りです。

選択肢5の「周辺部で350mmとした」という記述が誤りで、直張り接着材の周辺部は150〜200mmです。

選択肢5のポイント

選択肢5は、せっこうボード直張り接着材の周辺部の間隔を「350mm」としていますが、ここが広すぎて誤りです。周辺部は150〜200mmと密にします。

直張り(GL工法)は、下地に団子状の接着材を点々と盛り、その上にボードを押し付けて固定する工法ですね。ボードの中央部は浮きにくいですが、ふち(周辺部)や開口部の周りは浮きや剥がれが起きやすい場所です。だから周辺部は接着材を密に置き間隔を150〜200mmとします(中央部は200〜250mm程度)。350mmではふちが浮くおそれがあります。

誤りの核心は、浮きやすい周辺部の接着材間隔を350mm(150〜200mmを超える)と広くした点です。ザックリ言えば、「ふちは密に、真ん中は少し広めでよい」ということです。直張り接着材の周辺部は150〜200mmと押さえましょう。

覚え方

  • せっこうボード直張りの接着材間隔は周辺部150〜200mm(密)・中央部200〜250mm
  • アルミ建具のアンカーは埋込み溶接下地金物に溶接固定
  • 網入りガラスは下辺・縦小口下端から1/4の高さまで防錆処理
  • グリッパー工法は幅300mmにつき200N程度で伸張/化粧合板のねじ穴は同色パテ詰め
Q.

せっこうボード直張りの接着材の間隔は、ボード周辺部で何mm?

150〜200mmです。周辺部は浮きやすいので密に置きます。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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