令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.19は、塗装工事に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 木部クリヤラッカーの下塗りはウッドシーラーです。ジンクリッチプライマーは鉄鋼面用で誤りです。 |
| 2 | ○(正しい) | オイルステイン塗りの色調調整を、所定のシンナーで行うのは適切です。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 屋外の鉄鋼面の中塗り・上塗りを、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとするのは適切です。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 屋内せっこうボード面の中塗り・上塗りを、合成樹脂エマルションペイント塗りとするのは適切です。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | 冬期のコンクリート面塗装で、素地の乾燥期間の目安を28日間とするのは適切です。正しい記述です。 |
選択肢1の「木部クリヤラッカーの下塗りにジンクリッチプライマー」という記述が誤りで、木部の下塗りにはウッドシーラーを用います。
選択肢1は、木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに「ジンクリッチプライマー」を用いていますが、ここが誤りです。木部の下塗りにはウッドシーラーを用います。
下塗り材は下地の材質に合わせて選びますね。木部のクリヤラッカー塗りは木目を生かす透明な仕上げで、木材は塗料を吸い込みやすいので、下塗りには木材に染み込んで吸い込みを抑えるウッドシーラーを使います。一方ジンクリッチプライマーは亜鉛末を含む鉄鋼面のさび止め用下塗りで、鉄を守るための塗料なので木部に塗っても意味がありません。
誤りの核心は、鉄鋼面用のジンクリッチプライマーを木部に当てた点で、下地と下塗り材の組合せが食い違っています。ザックリ言えば、「下塗り材は下地に合わせる」ということです。木部クリヤの下塗りはウッドシーラー、ジンクリッチは鉄鋼面用と押さえましょう。
木部のクリヤラッカー塗りの下塗りには何を用いる?ジンクリッチプライマーは何用?
木部の下塗りにはウッドシーラーを用います。ジンクリッチプライマーは鉄鋼面のさび止め用です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
木部のクリヤラッカー塗り(木目を生かした透明塗装)の下塗りには、木材に染み込んで吸い込みを止めるウッドシーラーを用います。ジンクリッチプライマーは亜鉛末を含む鉄鋼面用のさび止め塗料で、木部には使いません。
選択肢1は木部にジンクリッチプライマーを用いているので、ここが誤りなんです。木部クリヤの下塗りはウッドシーラー、ジンクリッチは鉄鋼面用と押さえましょう。