令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.17は、鉄筋コンクリート造の陸屋根防水工事に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 鋳鉄製ルーフドレンを打込みとし、水はけよく床面より下げた位置とするのは適切です。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 一般部の張付けに先立ち、出隅・入隅・目地部の増張りを行うのは適切です。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | アスファルトルーフィング類の継目の重ね幅を、幅方向・長手方向とも100mmとするのは適切です。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 合成高分子系シート防水で、屋根スラブとパラペットの入隅を通りよく直角とするのは適切です。正しい記述です。 |
| 5 | ×(誤り) | ウレタンゴム系塗膜防水の塗継ぎの重ね幅は100mm以上です。50mmは不足で誤りです。 |
選択肢5の「塗継ぎの重ね幅を50mm」という記述が誤りで、塗膜防水の塗継ぎの重ね幅は100mm以上必要です。
選択肢5は、ウレタンゴム系塗膜防水の塗継ぎの重ね幅を「50mm」としていますが、ここが不足で誤りです。塗継ぎの重ね幅は100mm以上必要です。
塗膜防水は液状の防水材を塗り重ねて連続した膜をつくる工法ですね。一度に塗り切れない場合や日をまたぐ場合に塗り継ぎが生じます。塗継ぎ部分は弱点になりやすいので、前に塗った膜と100mm以上重ねて確実につなぎます。一方、補強布(メッシュ)どうしの重ねは50mm以上で足ります。選択肢5は塗継ぎに補強布の値(50mm)を当てています。
誤りの核心は、塗継ぎの重ねを50mm(補強布の値・100mm未満)とした点です。ザックリ言えば、「塗継ぎは100mm、補強布は50mm」ということです。塗膜防水の塗継ぎは100mm以上と押さえましょう。
ウレタンゴム系塗膜防水の塗継ぎの重ね幅は、何mm以上必要?
100mm以上です。補強布どうしの重ね(50mm以上)とは数値が違うので注意しましょう。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
ウレタンゴム系塗膜防水で、防水材の塗継ぎの重ね幅は100mm以上とします(補強布の重ねは50mm以上)。塗継ぎが狭いと、その部分から水が回り込むおそれがあるからです。
選択肢5は塗継ぎの重ね幅を50mmとしているので、ここが誤りなんです。塗膜防水の塗継ぎは100mm以上と押さえましょう。