地球環境・建築憲章は、2000年に建築関連の5団体が定めた、持続可能な社会へ向けた建築の指針です。日本建築学会・日本建築士会連合会・日本建築士事務所協会連合会・日本建築家協会・建築業協会が連携して宣言しました。
柱になるのが5つの原則です。長寿命・自然共生・省エネルギー・省資源循環・継承の5つで、建築の生涯を通じて環境負荷を抑える考え方を示します。
これは法令ではなく、建築界の自主的な宣言です。試験では、5原則の中身と、法令との取り違えが狙われます。
| 原則 | 中身 |
|---|---|
| 長寿命 | 世代を超えて使い続けられる、価値ある社会資産にする |
| 自然共生 | 自然環境と調和し、多様な生物と共存する |
| 省エネルギー | 生涯のエネルギー消費を最小限にし、自然・未利用エネルギーを活用する |
| 省資源・循環 | 資源を有効に使い、廃棄物を抑え、循環させる |
| 継承 | 地域の歴史・文化・自然環境を受け継ぐ |
「長く使い(長寿命)、自然となじみ(自然共生)、エネルギーを抑え(省エネルギー)、資源を回し(省資源循環)、地域を受け継ぐ(継承)」とつかめます。建てるときだけでなく、使い続けて壊すまでの生涯で考える点が特徴です。
地球環境・建築憲章は、建築関連5団体による自主的な宣言です。建築基準法のような法令ではなく、罰則もありません。めざす方向を社会と共有するための憲章です。
建築物省エネ法やSDGsなどの制度・目標とは別物ですが、目指す方向は重なります。混同しないようにします。
一級建築士 計画では、建築士の職責・地球環境のテーマで問われます。引っかけは「5原則に含まれない言葉を混ぜる」「法令上の義務だと説明する」「建てる時点だけの話にする」といったものです。
地球環境・建築憲章の5原則は?
長寿命・自然共生・省エネルギー・省資源循環・継承の5つです。2000年に建築関連5団体が定めました。
地球環境・建築憲章は法令?
法令ではありません。建築関連5団体による自主的な宣言で、罰則はありません。持続可能な社会へ向けた建築の方向を示す指針です。
地球環境・建築憲章は、2000年に建築関連5団体が定めた指針で、長寿命・自然共生・省エネルギー・省資源循環・継承の5原則からなります。法令ではなく自主的な宣言で、建築の生涯を通じて環境負荷を抑える考え方だ、と押さえます。
出典・参考
※ このページの確認日:2026年6月
まちがえやすいポイント
5原則の中身がいちばん狙われます。長寿命・自然共生・省エネルギー・省資源循環・継承の5つです。
「地球環境・建築憲章は法令で罰則がある」と説明していれば誤りです。建築関連5団体の自主的な宣言で、建築の生涯を通じた環境配慮を示すものです。