建築士試験 解説ノート

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残響時間と吸音率の違い|セービンの式(一級建築士 環境・設備)

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残響時間は音を止めてから音が減衰するまでの時間で、室容積に比例し吸音力に反比例する、これが基本です。試験ではセービンの式と、用途ごとの最適残響時間が狙われます。音響の全体は音響のまとめにあります。

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残響時間と吸音率はどう違うのか

用語 式・定義 何を表すか
残響時間T セービンの式 T=0.161V/A(V=室容積[m³]、A=室の等価吸音面積[m²]) 音源を止めてから音圧レベルが60dB下がるまでの時間。室容積に比例、吸音力Aに反比例
吸音率α 入射した音のうち反射しなかった割合(吸収+透過) 0〜1で、大きいほどよく吸う
等価吸音面積A A=Σ(α×S)。各部位の吸音率×面積の合計 室全体の吸音力[m²]。大きいほど残響時間は短い

残響時間は室容積Vに比例し、吸音力Aに反比例するのがセービンの式の中身です。吸音率は0〜1の割合で、部屋の各面の吸音率に面積を掛けて足したものが等価吸音面積Aになります。

ここまでの内容が独学だと入りにくいと感じたら、要点を絞った講義で整理すると早いです。スタディングの建築士講座は無料で試せます(スキマ時間・大手の約1/10)。

とくに狙われるポイント

  • 残響時間は室容積に比例吸音力に反比例する。広い部屋ほど残響は長く、吸音材を増やすほど残響は短くなります。
  • セービンの式の係数は0.161。T=0.161V/A の形で覚えます。
  • 最適残響時間は用途で違う。音楽ホールは長め講演・会議室は短めで、容積が大きいほど長めになります。
  • 吸音率は0〜1の割合で、大きいほどよく吸う。1に近いほど反射が小さいという意味です。

過去問での問われ方

残響時間と吸音率は、一級 環境・設備の音響でくり返し問われます。問題本文は公式PDFで確認できます。論点の整理は音響のまとめにあります。

よく出る論点 問われ方
残響時間の比例関係 室容積に比例し、吸音力に反比例する(セービンの式のとおり)
最適残響時間 音楽用は長め、講演・会議用は短め。容積が大きいほど長め
吸音率の範囲 吸音率は0〜1の値で、大きいほどよく吸う

狙われるのは、残響時間の比例・反比例の向きと、用途ごとの最適残響時間の長短です。広い部屋・音楽用は長く、吸音を増やすほど・会議用は短い、と押さえます。

まちがえやすいポイント

残響時間は室容積Vに比例し吸音力Aに反比例、セービンの式は T=0.161V/A。係数0.161はそのまま覚えます。

「残響時間は吸音力に比例する」「音楽ホールより会議室のほうが最適残響時間が長い」と書いてあれば誤りです。吸音を増やすほど残響は短く、会議・講演は短めが適します。

用語の背景まで独学で押さえるのは意外と時間がかかります。要点を絞ったスマホ講義でインプットを短縮したいなら、スタディングの建築士講座を無料で試せます(スキマ時間・大手の約1/10)。

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理解度チェック

Q.

残響時間は、室容積と吸音力に対してどう変わる?

室容積Vに比例し、吸音力Aに反比例します。セービンの式 T=0.161V/A のとおりで、広い部屋ほど残響は長く、吸音材を増やすほど残響は短くなります。

Q.

最適残響時間は、音楽ホールと会議室でどちらが長い?

音楽ホールのほうが長めです。講演・会議室は言葉の明瞭さを優先するので短めが適します。同じ用途でも、容積が大きいほど最適残響時間は長めになります。

まとめ

残響時間は音源を止めてから音圧レベルが60dB下がるまでの時間で、セービンの式 T=0.161V/A のとおり室容積に比例し吸音力に反比例します。吸音率は入射音のうち反射しなかった割合で0〜1、その吸音率に面積を掛けて足したものが等価吸音面積Aです。係数0.161と、音楽用は長め・会議用は短めという最適残響時間の長短を押さえれば、音響の問題は外しません。

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出典・参考(一次資料・複数資料で確認)

  • 残響時間=音源停止後に音圧レベルが60dB低下するまでの時間。セービンの式 T=0.161V/A(V=室容積[m³]、A=等価吸音面積[m²]=Σ(α×S))。室容積に比例・吸音力に反比例。吸音率αは入射音のうち反射しなかった割合で0〜1。最適残響時間は用途・容積で変わる。日本建築学会「建築設計資料集成」ほか複数資料で照合。
  • 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」各年度。出題内容は公式問題に基づく。
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

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