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令和5年度 一級建築士 施工 No.20を解説、軽量鉄骨壁下地内の配線にはCD管でなくPF管を使用

令和5年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.20は、設備工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 給水管の埋設表示用アルミテープの深さ
  2. 壁付け衛生器具の取付け方法
  3. 軽量鉄骨壁下地内の配線に用いる電線管
  4. 二重床内のケーブルころがし配線

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが誤っている記述)

CD管(Combined Duct管・橙色)はコンクリート埋設専用です。コンクリート以外の場所(軽量鉄骨壁内・天井裏等)の露出・隠ぺい配管にはPF管(Plastic Flexible管・白または灰色)を使用します。「CD管を使用した」という記述が誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 給水管の埋戻しで土被り150mm程度の深さに埋設表示用アルミテープを埋設する。
2 ○(正しい) 壁付けの衛生器具を樹脂製プラグを用いてコンクリート壁に取り付ける。
3 ×(誤り) 軽量鉄骨壁下地内の低圧配線にCD管を使用した。CD管はコンクリート埋設専用のため、LGS壁内にはPF管を使用しなければならない。
4 ○(正しい) 二重床内配線はケーブルころがし配線とし配線経路を二重床割付方向に平行にする。

選択肢3の「CD管を使用した」という記述が誤りで、正しくはPF管を使用します。

CD管とPF管はどう違うか

選択肢3は、軽量鉄骨壁下地内の配線に用いる電線管に関する記述です。CD管とPF管はどちらも合成樹脂製可とう電線管ですが、用途が全く異なるんですね。

CD管は橙色で、自己消火性がなくコンクリート埋設専用です。一方、PF管は白または灰色で自己消火性があり、コンクリート以外の隠ぺい部(壁内・天井裏等)に使用できます。オレンジはコンクリートの中専用、白・灰色はそれ以外、と覚えると区別しやすいです。

選択肢3は「軽量鉄骨壁下地内の低圧配線にCD管を使用した」としていますが、CD管はコンクリート埋設専用で、LGS壁内にはPF管が正しく誤りです。ザックリ言えば、CD管=コンクリート埋設専用/壁内・天井裏はPF管ということです。

覚え方

  • CD管(橙)=コンクリート埋設専用/PF管(白・灰)=壁内・天井裏など埋設以外
  • 給水管の埋設表示用アルミテープ=土被り150mm程度
  • 壁付け衛生器具=樹脂製プラグでコンクリート壁に取付け
  • 二重床内配線=ケーブルころがし配線で床割付方向に平行

一問一答

Q.

軽量鉄骨壁下地内の低圧配線に使う合成樹脂製可とう電線管はCD管とPF管のどちらか?

PF管です。CD管はコンクリート埋設専用であり、LGS壁内には使用できません。

Q.

CD管の色は何色で、どのような場所で使用するか?

橙色です。コンクリートへの埋設専用であり、コンクリート以外の場所では使用できません。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築技術教育普及センター「令和5年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)正答肢」
  • 内線規程(電気設備の技術基準)
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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