建築士試験 解説ノート

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令和6年度 一級建築士 施工 No.9を解説、高炉セメントB種・25℃でのせき板存置期間は6日以上

令和6年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.9は、型枠工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 打放し以外のせき板用合板の品質・厚さ
  2. 高炉セメントB種・25℃のせき板存置期間
  3. 型枠設計用コンクリート側圧の求め方
  4. 型枠の固定荷重の求め方

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

公共建築工事標準仕様書では、高炉セメントB種等で存置期間中の平均気温が15℃以上25℃以下の場合、せき板存置期間は6日以上です。25℃は「25℃超」の区分(4日以上)ではなく「15℃以上25℃以下」の区分に含まれるため、6日以上が必要です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) コンクリート打放し以外のせき板は表面B・裏面C品質、厚さ12mmの合板を使用する。
2 ×(誤り) 高炉セメントB種・平均気温25℃のせき板存置期間は4日ではなく6日以上が必要。25℃は「25℃以下」の区分に含まれる。
3 ○(正しい) 型枠設計用コンクリート側圧は「打込み高さ×単位体積重量」で求める。
4 ○(正しい) 型枠の固定荷重は「鉄筋込みコンクリート単位容積重量×部材厚さ+型枠重量」で求める。

選択肢2の「4日」という記述が誤りで、正しくは6日以上です。

せき板存置期間の温度区分はどこが境目か

選択肢2は、高炉セメントB種・平均気温25℃のせき板存置期間に関する記述です。ここは25℃という数値が境目になっていて混乱しやすいんですね。

公共建築工事標準仕様書では、存置期間中の平均気温が「15℃以上25℃以下」と「25℃超」で区分します。25℃ちょうどは「25℃以下」の区分に含まれるため、せき板存置期間は6日以上が必要です。4日適用の「25℃超」には該当しません。

選択肢2は存置期間を「4日」としていますが、25℃は低温側の区分に入り6日以上が必要で誤りです。ザックリ言えば、高炉セメントB種・25℃のせき板存置は6日以上(25℃は25℃以下の区分)ということです。

覚え方

  • 高炉セメントB種・25℃のせき板存置=6日以上(25℃は「25℃以下」の区分)
  • 打放し以外のせき板用合板=表面B・裏面C品質・厚さ12mm
  • 型枠設計用側圧=(求める位置より上の)打込み高さ×単位体積重量
  • 型枠の固定荷重=鉄筋込みコンクリート単位容積重量×部材厚さ+型枠重量

一問一答

Q.

高炉セメントB種を使用し、存置期間中の平均気温が25℃と予想される場合のせき板存置期間は?

6日以上。25℃は「15℃以上25℃以下」の区分に含まれます。「25℃超」(4日以上)には該当しません。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築技術教育普及センター「令和6年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)正答肢」
  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)型枠工事
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「施工」を過去問から整理しています。運営者情報

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