令和7年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.9は、型枠工事に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 型枠の構造計算では打込み時の地震力を考慮しなくてよい。 |
| 2 | ○(正しい) | 鋼材の許容曲げ・圧縮応力は降伏強さと引張強さの3/4のうち小さい方の2/3以下とする。 |
| 3 | ×(誤り) | パイプサポートを継いで使用する場合のボルトは2本ではなく4本以上必要。 |
| 4 | ○(正しい) | 防水下地のコンクリート面のコーン穴は硬練りモルタルでコンクリート面と同一に充填する。 |
選択肢3の「2本のボルトで接続した」という記述が誤りで、正しくは4本以上のボルトまたは専用の金具が必要です。
選択肢3は、パイプサポートを継いで支柱とする際のボルト本数に関する記述です。パイプサポートは「継ぎ本数の制限」と「継ぎの接続方法」がセットで問われるんですね。
労働安全衛生規則により、パイプサポートを継いで支柱として用いる場合は4本以上のボルトまたは専用の金具で接続しなければなりません。2本では構造的に不安全で規定を満たしません。あわせて、パイプサポートは3本以上継いで使用してはならない制限もあります。
選択肢3は「2本のボルトで継いで支柱とした」としていますが、4本以上が必要で誤りです。ザックリ言えば、パイプサポートを継ぐには4本以上のボルト(2本は不足・3本以上継ぎも不可)ということです。
パイプサポートを継いで型枠支保工の支柱とする場合、ボルトは何本以上必要か。
4本以上(または専用の金具)。労働安全衛生規則の規定。2本では不足。
出典・参考法令
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが誤っている記述)
パイプサポートを継いで支柱とする場合、労働安全衛生規則により4本以上のボルトまたは専用の金具で接続しなければなりません。2本のボルトでは規定を満たしません。