建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 計画 No.16を解説、病室の床面積(1床当たり)を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士 学科I(建築計画)No.16は、点状ブロック・病室・駐車場・建具高さなど、各部の寸法と床面積に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 点状ブロックの敷設位置
  2. 病室の床面積(1床当たり)
  3. 機械式立体駐車場の1台当たり床面積
  4. 引戸の取っ手の中心高さ
  5. 段差解消機の乗降スペース

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

医療法では、病室の床面積は患者1人当たり6.4㎡以上とされています。定員4人なら 6.4×4=25.6㎡以上が必要です。

選択肢2の10㎡は、4床で割ると1床当たり2.5㎡しかなく、明らかに狭すぎます。基準を満たさないため、これが誤りなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 段差の警告のため、点状ブロックを階段の手前300mm程度に敷設するのは妥当です。適当な記述です。
2 ×(不適当) 病室は1床当たり6.4㎡以上が目安。定員4人で10㎡(1床2.5㎡)は狭すぎ、25㎡前後が必要です。
3 ○(適当) 機械式立体駐車場で、最大20台に対し総床面積300㎡(1台15㎡)とするのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) 車椅子使用者の利用を考え、引戸の取っ手の中心高さを床から900mmとするのは妥当です。適当な記述です。
5 ○(適当) 鉛直型段差解消機の乗降スペースを、車椅子の転回を考え幅1,800mm×奥行1,800mmとするのは妥当です。適当な記述です。

選択肢2は、定員4人の小児用病室の床面積を10㎡とした点が不適当で、病室は1床当たり6.4㎡以上(4床で25㎡前後)が必要です。

選択肢2のポイント

引っかけの核心は、人数に対する必要床面積を、基準値から見積もれるかです。病室は医療法で1床当たりの最低面積が定められているんですね。

一般病床は患者1人当たり6.4㎡以上(既設の一部は4.3㎡以上の経過措置もありますが、原則6.4㎡)。4人部屋なら25.6㎡以上が必要です。10㎡では1床2.5㎡しかなく、ベッドを並べることもできません

ザックリ言えば、病室は1床6.4㎡以上(4人なら25㎡超)ということです。基準値×人数で、狭すぎる選択肢を見抜けます。

覚え方

  • 病室は1床当たり6.4㎡以上(4人なら25㎡超)
  • 点状ブロックは階段手前300mm程度
  • 車椅子の転回スペースは1,800mm角/引戸の取っ手は床から900mm
  • 機械式立体駐車場は1台15㎡程度(自走式より小さい)
Q.

定員4人の病室として、床面積10㎡は適切?

不適切です。病室は1床当たり6.4㎡以上が必要で、4人なら25.6㎡以上。10㎡(1床2.5㎡)は狭すぎます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科I(建築計画)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「計画」を過去問から整理しています。運営者情報

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