令和6年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.12は、枠組壁工法による2階建ての住宅に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 耐力壁線の開口部の幅は4m以下、開口部の幅の合計は耐力壁線の長さの3/4以下とします。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 耐力壁線相互の距離は、12m以下とします。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 外壁の耐力壁線相互の交差部の一方には、長さ90cm以上の耐力壁を設けます。正しい記述です。 |
| 4 | ×(誤り) | せっこうボードを張る釘はGNF40等です。CN50は構造用合板用で、釘の種類が誤りです。 |
| 5 | ○(正しい) | 耐力壁の隅角部を構成する隅柱は、一般に3本以上のたて枠で構成します。正しい記述です。 |
選択肢4の「せっこうボードを張る釘にCN50を使用」という記述が誤りで、せっこうボードを張る釘はGNF40等です。
選択肢4は「耐力壁の壁材としてせっこうボードを張り付けるための釘には、一般に、CN50を使用する」としていますが、ここが誤りです。せっこうボードを張り付ける釘はGNF40等で、CN50は構造用合板などを張る太め鉄丸釘なんです。
釘の記号は張り付ける材料に合った太さ・形状を表していますね。せっこうボードを張る釘はボードを傷めにくい細めの釘でGNF40やGNC40。一方、構造用合板のような構造材を張る釘はせん断力をしっかり伝える太めの釘でCN50やCN65(太め鉄丸釘)です。選択肢4はせっこうボードに構造用合板用のCN50を当てており、釘の種類が食い違っているんです。
誤りの核心は、せっこうボードにCN50を当てた点です。せっこうボードはGNF40、構造用合板はCN50(GN系=ボード、CN系=構造材)と押さえましょう。
枠組壁工法の耐力壁にせっこうボードを張る釘は、GNF40・CN50のどちら?
GNF40等です。CN50は構造用合板などを張る釘です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
枠組壁工法の耐力壁で、壁材としてせっこうボードを張り付けるための釘には、一般にGNF40(せっこうボード用の釘)を使用します。CN50は、構造用合板などを張り付けるための太め鉄丸釘です。
選択肢4はせっこうボードにCN50を使うとしているので、釘の種類が誤りなんです。せっこうボードはGNF40、構造用合板はCN50と押さえましょう。