令和6年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.8は、鉄筋工事(加工・継手)に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 圧接部に明らかな折れ曲がりがあり不合格となったものは、再加熱で修正します。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 柱主筋のガス圧接位置を、隣り合う主筋で400mmずらすのは適切です。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 加工寸法の検査を搬入時に加工種別ごと最初の一組で行うのは適切です。正しい記述です。 |
| 4 | ×(誤り) | D19の折り曲げ内法直径は4d=76mm以上。70mmは不足で誤りです。 |
| 5 | ○(正しい) | 柱主筋の台直しを常温で折り曲げ加工するのは適切です。正しい記述です。 |
選択肢4の「折り曲げ内法直径を70mmとした」という記述が誤りで、D19では4d=76mm以上が必要です。
選択肢4は、D19の90度フックの折り曲げ内法直径を「70mm」としていますが、ここが不足で誤りです。D19では4d=76mm以上が必要です。
折り曲げ内法直径は鉄筋径dの倍数で決まりますね。曲げがきつすぎると鉄筋が傷むので、異形鉄筋ではD16以下が3d以上、D19〜D41が4d以上と最小の内法直径が決められています。D19はこの「4d以上」のグループなので、4×19=76mm以上が必要です。70mmでは76mmにわずかに届きません。
誤りの核心は、4dに満たない70mm(76mm未満)とした点です。ザックリ言えば、「D19は4倍だから76mm、70mmじゃ足りない」ということです。D19の折り曲げ内法直径は4d=76mm以上と押さえましょう。
D19の異形鉄筋の折り曲げ内法直径は、何mm以上必要?
4d=76mm以上です。D19〜D41は4d以上と決まっています。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
異形鉄筋の折り曲げ内法直径は、鉄筋径dの何倍以上、という形で決まっています。D19(D16を超える太さ)では4d以上が必要です。
4d=4×19=76mmなので、選択肢4の70mmでは不足で誤りなんです。D19の折り曲げ内法直径は4d=76mm以上と押さえましょう。