令和7年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.20は、建具工事・ガラス工事・内装工事に関する問題です。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | アルミ製建具枠の仮留め用くさびは撤去してからモルタルを充塡します。残したままは誤りです。 |
| 2 | ○(正しい) | 網入り板ガラスの下辺・縦小口下端から1/4の高さまで防錆処理を行うのは適切です。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | ガラスブロック積みの目地で、表面から10〜12mmの位置に目地押えを行うのは適切です。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 全面接着工法で、接着剤が乾燥し十分に粘着性が出た後にタイルカーペットを張るのは適切です。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | 直張りボードで、通気性のない仕上材の場合に21日間放置して接着材の乾燥を確認するのは適切です。正しい記述です。 |
選択肢1の「仮留め用のくさびを残したままモルタルを充塡」という記述が誤りで、くさびは撤去してからモルタルを充塡します。
選択肢1は、屋外雨掛り部分のアルミ製建具枠の取付けで「仮留め用のくさびを残したまま」モルタルを充塡していますが、ここが誤りです。くさびは撤去してから充塡します。
くさびは枠を正しい位置・角度に保つための一時的な部材ですね。残したままモルタルを充塡すると、くさびのあった部分に隙間や弱点が残り雨水が浸入するおそれがあります。また異種金属のくさびがアルミに触れたままだと腐食を招くこともあります。だからモルタルを詰める前にくさびを抜き取ります。屋外の雨掛り部分ではとくに止水が重要です。
誤りの核心は、止水不良・腐食を招く仮留めくさびを残したまま充塡した点です。ザックリ言えば、「仮留めは仮のもの、本固めの前に外す」ということです。仮留めくさびは撤去してからモルタル充塡と押さえましょう。
アルミ製建具枠の仮留め用くさびは、モルタル充塡のときどうする?
撤去してからモルタルを充塡します。残すと止水不良や腐食の原因になります。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月(出題時点の知識・基準に基づく)
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
アルミ製建具枠の取付けでは、位置を決めるために仮留め用のくさびを使いますが、くさびはモルタル充塡前に撤去します。くさびを残したままだと、その隙間から雨水が浸入したり、くさびとアルミが触れて腐食したりするおそれがあるからです。
選択肢1は「くさびを残したまま充塡」としているので、ここが誤りなんです。仮留めくさびは撤去してからモルタル充塡と押さえましょう。